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227 名前: 50期代前半と思われる文章より(最終) [age] 投稿日: 2008/09/17(水) 23:56:37 ID:???
弁護士1人の事務所だったので,事務所自体を見たのは2分くらいで,いきなり飲みに行くことになった。
そしてなぜかキャバクラである。
なぜ,一応就職活動としてきている初対面の俺をキャバクラに連れて行くのか?真意は不明である。
さては,キャバクラ嬢とのやりとりを見て,俺の素質を審査するのか?
これは試験なのか?きっとそうに違いない。過酷な試験だ。
そう思い,横目でその弁護士を見ると,思いっきり自分についてるキャバクラ嬢と楽しんでるようにしか見えない。
一体どういうことだ?真意は不明である。
きっと罠だ。とりあえず,俺も自分についたキャバクラ嬢とトークをしなければ試験は不合格になってしまうに違いない。
数分後,横目でその弁護士を見ても,俺のトークを窺っている様子は一切ない。それどころか確実に酔っている。
というか,俺の存在自体も忘れられているようである。
俺は,初の1人就職活動と初キャバクラが同時に訪れ,何が何だか分からなくなった。そしてある結論にたどり着いた。
「ここに就職するしかない」
我ながら意味不明である。そこには論理などかけらもなかった。
そして,この弁護士こそ今の上司(ボス)である。
給料についても勤務日や勤務時間についても一切話し合わず,俺の就職は決まったのだった。
(以上、引用終わり)