09/07/02 00:52:50
弁護士の就職状況は厳しいと思う。
うちの事務所に面接や訪問で来る人を見ているとロー制度が始まって明らかな変化が見られるようになった。
旧司の頃は、難関試験を突破した自信とともに、
法曹の道をこれから歩むことへのプライドとそして傲慢さを備えた人が多かった。
単なる割合の問題ではなく変人が少なからずいたよ(面接終わって、ありゃねーってボスが言うような人)
ただそういう人の受け皿になる「っしゃー俺達似たもの同士だ」って事務所があったのも事実なんだなぁ。
ところが新司組は能力的には大きく勝っていることは確かだと思うんだけど、
謙虚さに満ち溢れて目標も高く、うまく言えないけど「嫉妬を禁じえない」人が多いんよ。
名刺に出身ローを記したり、面接で自分が優秀でリーダーシップがある事実をわかりやすく具体例を交えてアピールしたり、
集団面接なんかをしたら、相手を萎縮させてしまう人もいたりしてこっちが参ってしまう。
弁護士って徒弟制なんだよね。
下げたくない頭は絶対下げず、ニヤニヤ冷笑していて、
饒舌やコミュニケスキルが無く、協調性が高くない旧弁に対しても、
「人の話をちゃんと聞く」ということと、「謙虚さ」「建前」この3つが必要。
面接で「いやぁ刑事弁護なんて犯罪者なんでやりたくないっす!」なんて言っちゃうくらいでないと就職先決まらんよ。