09/04/26 10:01:43 B+ffYDx8
弁護士の就職状況はそれほど厳しくはないと思う。
ただうちの事務所に面接や訪問で来る人を見ているとロー制度が始まって明らかな変化が見られるようになった。
旧司の頃は、難関試験を突破した自信とともに、
法曹の道をこれから歩むことへの不安とそして謙虚さを備えた人が多かった。
もちろん割合の問題で変人も少なからずはいたよ(面接終わって、ありゃねーってボスが言うような人)
ただそういう人の受け皿になる「っしゃー俺が面倒見てやろう」って事務所があったのも事実なんだなぁ。
ところが新司組は能力的にはそれ程大きく劣ることはないと思うんだけど、
自信に満ち溢れてプライドが高く、うまく言えないけど「扱い辛い」人が多いんよ。
名刺に出身ローを記したり、面接でいかに自分は優秀でリーダーシップがあるかを殊更にアピールしたり、
集団面接なんかをしたら、相手を論破してしまう人もいたりしてこっちが参ってしまう。
弁護士ってサービス業なんだよね。
下げたくもない頭を平気で下げて、ニコニコしていて、
饒舌やコミュニケスキル、協調性が高くなくてもいいから、
「人の話をちゃんと聞く」ということと、「謙虚さ」「建前」この3つが必要。
面接で「いやぁ刑事弁護なんて犯罪者なんでやりたくないっす!」なんて言っちゃうようじゃ就職先決まらんよ。