09/07/21 16:35:48
がんばれ元気
ドサ回りのボクサー・シャーク堀口は、5歳になる一人息子の元気と共に、各地を転々としながら生活を送っていた。
そんなある日、父のプロボクサー復帰が決定。慣れないフェザー級での試合ながら連勝を飾るが、天才ボクサー・関拳児
との死闘の末、帰らぬ人となってしまう。やがて時が経ち、世界チャンピオンとなった関は、不敗の王者としてボクシング界に君臨。
元気は母方の祖父母に引き取られ、田舎で何ひとつ不自由のない生活を送っていたが、志半ばで倒れた父の夢を
実現するため、中学卒業と同時に単身上京、関を倒すべくプロボクサーを目指す。
1976年から1981年にかけて週刊少年サンデーに連載された。単行本は、小学館少年サンデーコミックスより全28巻、
ワイド版が全12巻刊行されている。第22回小学館漫画賞少年少女向け部門受賞作品。
『あしたのジョー』『はじめの一歩』と並んでボクシング漫画の名作に挙げられる作品である。
当時のボクシング漫画が、歴史的大ヒット作となった『あしたのジョー』の影響から脱しきれない中、ジョーを意識しつつも
全く異なる主人公像や境遇を描ききり、ボクシング漫画における新機軸を打ち出した。作者は本作について、
『あしたのジョー』とは全て逆の物語にしようと考えて執筆したと語っている。
だからくだらない作品なのである。