09/10/23 20:20:39
>>521-523
>物語を畳める技量があるクセにあえて広げて終わらせる
一方では↓の様な評価も有るんですよね。一体真相はどちらなのか?
>とにかく、設定が壮大に過ぎ、あるいは展開がどんどん加速していっておさまりがつかなくなり、
>途中打ち切り、第一部完、といった状態のまま放り出された作品が極めて多かった。
>情念の作家、という言い方があるが、石川賢は情念過多の作家、だったと思う。
>その情念が作品の構築をぶち壊してしまうまでに全面に出て、結果、ラストで話を収斂できず、
>多くの作品が未完に終ってしまったのであろう。
>
>師匠の永井豪も似たような情念型の作家だが、彼の場合はまだ、広げた風呂敷を“たたまない”こと、
>あるいは“読者の見ている前で破り捨てる”ことを芸(作風)として成立させていた。
>石川賢の場合はそんな芸も計算もない、まさに自爆で作品を打ち切っていた。
>それ故に、まさにその作家としての才能の破綻ゆえに、大成度は師匠にはるかに及ばないにも関わらず、
>石川は永井を超える、すさまじい石川賢フリークのファンを多数、抱えていた。