09/06/23 22:12:15
>>242
物語の終わり頃、薫が今上帝の二の宮と結婚したあたりで
チラっとその後の夕霧と落葉宮のやり取りがでてくるよ
自分の父源氏だって内親王を得たのは晩年になってからなのに、薫はあの若さで内親王を得たなんて果報者だ
ましてや自分は誰も許さないあなたを拾ったんだから
みたいな愚痴なのか嫌味なのか言っている
それに対して宮は本当のことだわ、と返す言葉もないというシーン
でもこのやり取りに冷たさや素っ気なさは感じない
自分たちの結婚は誰からも許されなかった、と回想する夫婦だという感じ