09/05/06 20:39:37
>>749
美貌だけならおそらく源氏の妻妾達の中では紫上が一番上だったはず。
美貌で勝つからといって紫上が葵上や女三宮を越えて正室になれるかといったら、無理。
容姿と妻の序列は一致しないよ。
紫上が源氏の一の人だったのは、父親の兵部卿宮が比較的長生きで、
後見を受けられないとはいえ、すでに父親が死亡していた末摘花や花散里よりは
身分が良いとみられたためだと思う。
源氏が紫上の顔を最上のものだと思って寵愛したのは、
言うまでもなく紫上の顔が最愛の人藤壺にそっくりだったためで、
別に源氏本人は特別な美女好みではなかったのだろうと思う。
美女であった葵上は放り出して浮気ばっかりしてたし、
同じく美貌の女三宮も情熱のたけを注がなかったし。
あまり美人ではない花散里とは10代の頃に出会って最後まで添い遂げたし、
同じく美人でない末摘花や空蝉のことも最後まで面倒を見た。