09/04/30 21:05:47
>>457
「あさき」はやたら原作に忠実に描くところと
全く作り話で描くところがある。
よく話題になるけど、桐壺更衣と桐壺帝の出会いの場面、
若紫と源氏の出会いの場面、女三宮の人柄全般は
大和さんの創作によるところが大きい。
原作では女三宮はそれほど貶められていないのに
「あさき」では紫上の敵であることから相当酷く書かれてあるから
それをもって浮舟と比べても意味がない。
原作の宇治十帖では女三宮は臣下である源氏に嫁いだが、
内親王としての品格や評判は落ちていないという一節があり
(女二宮が薫に降嫁して内親王としての品が落ちないか、という帝に対し)
当代でも相当評判の良い内親王として描かれているから。
浮舟とは比べ物にならない。