09/03/23 23:14:04
本編のラスト、廃人のようになったセルジュの前にジルベールが現れて、
僕が君にあげたぬくもりは永遠に消えないんだよ、みたいなことを言い、
天使の姿になってセルジュの手から天へ帰されていく
あのシーンがあったから、なんというか、ああ、ジルベールが最後にセルジュを救ってくれたんだな、
これでセルジュは大丈夫だな、という気持ちで本を閉じられたんだ
セルジュがその後の人生でジルベール以外の誰も愛せないままだったとしても、
ジルベールを作曲のための源のようにしたりして、
ジルベールが生きた証そのもののような曲を生み出しつづけ、
音楽家として精一杯生き、死んでいく
そういうその後を妄想してたよ
そしてセルジュはそれが出来る人だと思ってたよ
ジルベールの死でおかしな方へ歪んじゃって本来の道へ戻れないままのセルジュなんて…
セルジュお前には失望したと言わざるを得ない
オーギュはジルベールとともに朽ち果てていくってのでいいけどさ
とかいっても、まあ、自分にとって「風と木の詩」は漫画本編がすべてだから小説はどうでもいいんだけど