08/07/27 22:15:16
>>225
そうだな。マミヤの街に拳王が初来襲した時は、シンとの争いで見ちがえたケンシロウの
力をラオウはいささか読み誤った上に、トキの到着というマイナス要素もあった。
大ダメージを負ったあのときの愚を再び犯すわけにはいかない。
秘孔の謎を解明するまではサウザーとの戦いでは相当のダメージを食らうはず。
世紀末覇者拳王たるもの、部下たちに一時たりとも無様な姿は見せられない。
サウザーに切り刻まれる姿を見た部下たちは、再びあの時のように
「うわああーーッ!拳王の帝国が崩壊した!」、「俺たちは将を誤った!」
「へ、ケンオウなんて大したことねえじゃんか。あれなら俺たちでも倒せそうだな~?
見ろよ、足元なんかフラフラだぜ?」となり、その覇権の野望にまたぞろ少々足止めを食らう。
ただ、俺は力任せだけではラオウはサウザーに負ける可能性も十分あるとみる。
サウザーはあれでも北斗と表裏一体の南斗最強の男。北斗神拳をベースとした
パワー拳法というだけでは、華麗に舞い、人体を外部から破壊する南斗聖拳、
ましてや最強の南斗鳳凰拳の前では危うい。
また、これはのちにマミヤも述懐していたが、ラオウは気を失っていたケンシロウを助けた時
口では「お前にはサウザーの謎を解明してもらう」ということを言っていても、本人も気づかない
心の奥底ではケンシロウを死なせたくなかったのだろう。自分の覇権が完成したのちのために・・・。