07/11/19 15:52:12
久しぶりに読んだよ。
後半のグレアムの苦悩は =作者の苦悩 だったね。
はみだしっ子を続けていけるかどうかの。(じぶんにはそう見えました)
雪山でおっさんの死をああまでハッキリ表現しなければよかったのに。
死体は海底に処分した、とまで作中で表現してしまったら、
話が進んで状況が変わってももうどうにも逃げ道は生まれなかったね。
事情を知る関係者(シドニー、アルフィ)は死んでもらった。
遺族(フェル)にはお咎めなしにしてもらった。
本人(おっさん)にもそれなりにダーティな事情があったことにした。
・・・それでも。
ロナルドの家で植木の前で泣くグレアムが、作者としての三原先生の苦悩の姿そのものに見えた。
ほんとうはロングアゴーみたいに、
4人と取り巻く人々の青春の馬鹿騒ぎみたいな話ももっと描きたかったんじゃないのかな。