10/07/24 19:04:22 0
>>318 つづき
司会者 「次の方、どうぞ?」
質問者7「え~、少し失礼な質問なのですが。
あの里山での生活なんですが、少々ご不便ではありませんか?
………近々、こちら(市内)で住むご予定などはないのでしょうか?」
剣心 「(コホン)………いや、別段とくにその予定はない。
………それに、べつにそれほど不便というわけでもないと思う。
人間「住めば都」で、
その気になればすぐ慣れるし、実際さほど不自由も感じていない。
逆に滅多と人もこないようなところだからこそ、
いろいろと、こちら側としても都合がいいってこと、も―――あ。
い、いや、その、べつに何でも――ない。(汗)」
ワイわいガヤがや(一気に色めきたつ周囲の聴衆ら)
巴 「(ニコッ)………おかげさまで夫婦二人、
毎日落ち着いた静かな日々を過ごしております。
………念のため申し添えますと、私と夫はきわめて真面目で健全な夫婦です。
ですので皆様方が今ご想像になっているような、
あのような事ですとか、
このような事ですとかは一切、まったく何もございません。(断言)」
剣心 「そ、そう。 うん、その通り――だと思う。(汗)」
巴 「(ニコリ)………このように、夫自身もそう申しておりますし。」
どうやら巴の機転で上手く難を逃れられたようです。
普通に考えれば、
少々おかしい返答ですが――ま、たしかに時には≪嘘≫も方便でしょう。
ちなみにこの後も、
いくつかの取り留めのない二人への質問が尚もつづいたようである。――(つづく)
注:けっしてけっして巴さんの≪発言≫自体を疑っている訳ではありません。(多分)
※ちなみに、この緋村夫妻インタビューSSは次回(その4)で最終回の予定。