10/07/16 03:33:10 0
追憶編2巻の冒頭、
大津やその近郊の名所を巡るシーンは結構好きです。
というよりも、
あれはズバリ買い物にかこつけた「新婚旅行」。
まず、99パーセントそうでしょう。
当時はまだ「新婚旅行」の習慣なんかなかったはずですけど、
あえてそういう考証を無視して、
ファンのため製作者スタッフが作ってくれたサービスシーンだと思います。
石段を一歩々々登る巴の手を導くように引いてやったり、
おそらく巴に言われて買ってきたであろう剣心から渡された鏡を、
いわゆる「鏡は女の命」とばかりに胸でぎゅっと大切そうに抱える巴とか。
そのあとの琵琶湖を
二人でひたすらボーッと見つめているときの何とも言えない微妙な間。
まさに、あのぎこちなさこそが初々しい「新婚の夫婦」そのもの!
いろいろ大津で鏡の他にも
夫婦生活を始めるための必要物資をいろいろと買い揃えたことでしょうし、
おそらく当日も、
そのまま山へは帰らず、大津内にあるどこかの宿に泊まったはずです。
もちろん≪一つ部屋≫で。
もちろん、いわゆる「初夜」は婚礼をあげた当日だったでしょうけれど。
――なんか色々と妙な想像してしまうんですけど。(笑)