08/11/06 22:08:18 0
「餞別だ」
と言いながら、ジェットはCDを差し出した。
受け取りながら俺は、それがジェットお気に入りの一枚であることに気づく。
驚いた俺が、言葉に詰まっていると
「じゃ、な」
ジェットは軽く手を振って、笑顔で去って行った。
そうだ、彼は今日行ってしまうのだ。
俺も明日、ここを去ることになっている。
CDの2曲目に「??ビバップ」が入っている。
俺が特に気に入ったのをジェットは覚えていてくれたのだ。
(ありがとうジェット。またどこかで会えるよな)
不思議と寂しさを感じない、明るい別れだった。
俺は明日の旅立ちの準備をしに戻った・・・。
ここで目が覚めた。