08/04/04 01:20:08 0
>>253
＞ネーナはデルモ達へは嫉妬していません。
（表面的には全く気に掛けていない）
嫉妬しているでしょう。どっからどう見ても。
劇中にも下っ端のデルモ達に憎悪剥き出しでしたしね。
彼女の性格がああも情緒不安定なのは様々な原因が考えられますが、
副官さんが指摘されている最愛の兄を身体で愛せないというコンプレックスがまず第一であり、
愛しのハーゲンに纏わり付く、しかも肉体関係を結ぼうかという本来なら殺したい位の存在が
自分たち（兄）の理想実現には不可欠であるというジレンマが大きいのではないかと思います。
そんな日常的なストレスに押しつぶされそうなネーナのうっぷんがついに爆発してしまったのが、
藍華さんの出現だったのではないかと。
藍華さんは都合の良いことに敵です。デルモは皮肉にも味方であり、折檻はできても殺せません。
ネーナにとっては怒りの格好の矛先であり、散々いたぶって殺すためのネズミでしかなかった藍華を、
あろうことかハーゲンが気に入ってしまったことでプライドが引き裂かれてしまった。
で、後は副官さんの書かれている通りの展開となったのではないかと。
ですからネーナが爆発してしまう危険性は常に潜んでいたわけで、
藍華さんはその決定打でしかなかったんでしょう。
ハーゲンはネーナを道具としか見ませんでしたが、彼がネーナをそこまで粗暴に扱えるのは、
彼の理想、つまりデルモとの関係を妨げる可能性のある邪魔な人物として見ているからに他ならないでしょう。
どの道作戦完了直後に何らかの方法で殺していたんだと思います（本編では藍華さんにやられましたが）。
そう考えると本編中で一番哀れな人ですが、ハーゲンが最終的にデルモでも藍華でもなく
嫌っていたネーナと添い遂げた（ハーゲン死んでますが）のは、
そういう意味では非常に道理というか、悪にとって然るべき運命＋ネーナへの救いではなかったのかと。