08/03/16 04:27:49 0
「藍華がファックス号に戻る」についてあらためて考えると、
藍華達の行動も、かなり「ゆきあたりばったり」です。
藍華達は「ファックス号がロケットに改造した」ことを知りません。
戦艦のまま、と思っています。
だとすれば、艦内に侵入する方法をどの様に計画していたのでしょう。
(1)ファックス号に接近するだけでも難しい
艦船は航空機の攻撃に対して針ネズミのごとく対空防御をしており、
航空機は接近すればすぐにレーダー探知→対空攻撃を受けます。
(その意味で、第3話・バンドラが操縦するジェット機が甲板に着陸出来たのは、
軍事オタの山内作監としては大間違いをした、と思います)
実際、第1話で接近した藍華やガストのジェット機はロケット・ランチャーの攻撃を受け、
やっとのことでミサイルをかわしました。
あの時は「ミサイルから逃げる」だけでしたが、今度は逆に「向かってくるミサイルに対して接近」
せねばなりません。
藍華もガストもバンドラも、第1話のことを身に沁みて覚えているはずですが、
特に「見つからずに接近する方法」を用意していたとは思えません。
(2)艦内への侵入方法は
どうにか接近出来たとしても、その後の艦内侵入方法は、これもまた難題です。
第3話を見ると「ワイヤーを垂らして、それを伝って降りる」ですが、
降りた後はどうする?
まさか、相手が玄関を開けてお出迎えしてくれる訳はありません。
鍵の掛っていないドアを探して、そこから入る?
でも、全部のドアがロックしてあったらどうする(当然、全部ロックしている)
(3)タイミングが良すぎる
本編では、ロケット発進のため一時的に対空防御が手薄となり、接近出来ました。
更に、偶然×偶然×偶然のタイミングでメイピアが脱出口を開けました。
メイピアが脱出口を開けたことで、進入に要する問題は一挙に解決しましたが、
開いたタイミングは全くもって絶妙で、僅か10秒早くとも遅くとも、
藍華達は進入出来ませんでした。
それってタイミングが良すぎます(アニメだから予定調和、と言えばそれまでですが)
以上から、藍華達はりおん救出に向け勇躍出動したものの、
その計画は「ゆきあたりばったり」と言わざるを得ません。
しかし、その不自然を感じさせないくらい「AIKa」の展開は
スピーディ且つエキサイティングです。
この素晴らしい演出の前には「オールOK」で、たとえ不自然でも
「そんなこと、もぅどうでもいい」という気持ちになりますね。