08/12/04 16:09:49 ZPgkYPZh
第41話“湖の火祭り”。
大勢の子供達がスクラップを集めて来て、積み上げているのを怪訝に思いながら、
様子を見に行ったニルスとキャロットの前で、木を運んで来た少年に、
「芯まで湿っているじゃないの! そんなの使えない!!」
という少女。所謂「「ツンデレ」といえるだろうか。
夜になって、子供達が火を囲みながら踊るのを見ていて、最初は楽しそうだった
ニルスが悲しそうに落ち込んでしまう。やはり、疎外感を感じたからか。
「みんながあれほど楽しんでいるのに、僕だけがこうして、仲間外れだ……」
翌日、ニルスが木々を集めて、火を焚いたせいで大騒ぎになり、漸く鎮火した後、
ニルスはアッカ隊長にたっぷり油を絞られてしまう。そのシーンのニルスは、直立不動
でうなだれたまま、瞑目しているという、全52話中、もっともしおらしい印象である。
返す言葉もございません、といえる。
その騒ぎのせいで、梟の子供達が迷子になり、
「ぼくが原因となったのだから、自分でやれるだけやります」
と言いながら、ニルスが責任を感じて松明を点すと、火は多少見慣れているという
キャロットとモルテンの協力を得て捜索に行くシーンは、「SEARCH AND RESCUE」
そのものである。
梟の子供達を発見・保護した後、ラストシーンで赤々と燃える松明をかざすニルスからは、
こういうメッセージが感じ取れそうだ。
「THATS OTHER MAY LIVE」 ―他者を生かす為に―