10/07/14 16:25:19
ペットショップバイトのいやな思い出
15歳、はじめてのアルバイトはペットショップだった。
普段は小動物担当だったが、人が足りないからと言われ
熱帯魚売り場にお手伝いに行った。
50代後半の男性のお客様に「おい、あそこの水草3つくれや」
と言われたので、社員さんに教わった通り、ビニール袋に水草3つと
お水とエアをいれ、水草は一つ1000円の値段が付いていたので
これまた教わった通り、袋に1000×3とマジックで書いた。
しかし、私は知らなかった。その日から三日間、その水草は
セール価格で一つ750円に値下げされていたのだ。
「大変お待たせいたしました。
お会計はあちらのレジにいてお願いいたします」
お客様に品物を手渡した瞬間、
「なんだー、値段違うじゃねえか!こんなもんいらねえよっ!!」
そしてお客様は私にめがけ、水草の入った袋を思いっきり投げつけた。
見事に顔に命中した。とても痛かった。
親にだって1・2回しか手を上げられたことがなかったので、
知らない人にそんなふうにされたのが非常にショックだった。
涙を堪え、「値段を間違えた自分が悪いのだ」と
おのれに言い聞かせながら水草を水槽に戻した。
それが終わると、トイレに篭って少し泣いた。