10/01/25 15:06:57
ベルシステム24の1次入札で、ベインキャピタル、CVC[CVC.UL]、ペルミラ[PERM.UL]の3陣営が残ったことが明らかになった。複数の関係筋がロイターに述べた。
ベルの売却をめぐっては、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)[KKR.UL]、CVCなど少なくとも5社のファンドらが応札。
売り手サイドのアドバイザーのゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート) と日興シティグループ証券が4日までに、1次を通過した応札者に通達した。
今回通った3陣営は、11月初旬にも行われる2次入札に向け、資産査定などを行うとみられる。
ファンドらは、依然として他の投資ファンドや事業会社と話をしており、「2次入札の段階でコンソーシアムが組み直され、
1次で落ちたところが今回通ったところと共同の買い手候補として再浮上する可能性もある」(関係筋)との指摘もある。
1次入札を通過したファンドのファイナンシャル・アドバイザー(FA)は、ベインキャピタルがUBS証券、CVCが野村証券とMCA(みずほコーポレート・アドバイザリー)、ペルミラがJPモルガン証券となっている。
当初、買い手として有力視されていたKKRと伊藤忠商事(8001.T: 株価, ニュース, レポート)のコンソーシアムは、通過しなかったという。
ベルは、久々に1000億円を超える可能性のある大型ディールとみられており、多くのファンドが関心を寄せている。
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(ロイターニュース 江本 恵美、藤田 淳子、佐藤和香子)