10/01/17 15:46:54
民主党は野党時代に自民党の「政治とカネ」問題を追及してきたが、小沢氏にさらな
る説明責任を求める声は皆無。多くの議員は記者団の取材にも応じず、閉会後はそそく
さと会場を立ち去った。
連立与党も困惑の色を隠さない。来賓の社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相
は「国民は真摯な説明を求めている」と言葉少な。国民新党代表の亀井静香郵政改革・
金融相は「民主党は困難を乗り越え、鳩山政権を力強く支えていただくことを心からお
祈りする」と述べただけ。ただ、新党大地の鈴木宗男代表は「検察の暴走はいけない」
と気勢を上げた。
小沢氏は15日夜に党有力議員らに次々に電話をかけ、続投のコンセンサスを得た。
これが奏功し、表だった批判は封印された。
だが、参院選第1次公認候補の壇上での紹介は事件のあおりで取りやめとなった。党
内では内閣支持率や参院選を懸念する声が絶えない。ある衆院若手は「最悪だ。普通に
考えたら幹事長は辞めるべきでしょ。きょうの説明では参院選は持たない」と焦りを隠
さない。「このままいったら首相も小沢氏もおしまい」(中堅)との声も漏れる。
そんな中、小沢氏に距離を置く渡部恒三元衆院副議長、仙谷由人国家戦略・行政刷新
相、枝野幸男元政調会長らは16日夜、仙谷氏の誕生祝いを名目に東京・赤坂の日本料
理店に集まった。政変を見据えた動きは早くも始まっている。
(以上)
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