10/03/24 02:09:52
ちょい～っと横槍失礼しちゃいますヨ。
まず何故人を殺してはいけないのか？
「だって何かイヤじゃん」的な感情論でなく、理論付けのされた答えを述べよといわれた時に
ちゃんと回答できた人ってのは古今東西皆無らしいですわ。
つまり死刑を否定する明確な理由ってのはないのです。
生理的嫌悪感が殺人を否定する主な理由と考えられがちだけど
環境次第でそういった嫌悪感がなくなるのは、人種差別における集団リンチや戦争犯罪などで証明されている。
じゃあ、人をバンバンキルっちゃっていいんスか？っつったらそうでもない。何故か？
人の言葉を借りるけど「社会がそう定めたから」でしかない。
被害を受けた本人やその周囲の人間による報復から、大きなものになれば戦争。
これらはどこかで食い止めなければ、報復に対する報復の繰り返しで無限大の破壊活動を生むがゆえに
根本的な原因を潰しましょうってことで、殺人を含む迷惑行為等を禁止するルールが出来上がりコレを法と呼ぶわけ。
んでもって、これこれこういう理由でダメなんですよ～なんて説明しても
万人が理解できるはずもなく、犯罪はなくならない。
だから誰もが理解できる罰則を用意して抑止力としたのが刑罰。
それでも罪を犯す人は少なからずいるわけで、そういう輩には時間を取ってじっくり罪を犯してはならない理由を様々な方法を使って教えこむ。
これが更正活動。
それで尚理解を示さない、または罰する以前に理解を示す様子が見られないのであれば
社会に戻す事は出来ないという判断からの「終身刑」か「死刑」となるわけですわ。
ここまでが基礎知識。