【PSU】新ジャンル「パシリ」十九体目ver2.0at OGAME3
【PSU】新ジャンル「パシリ」十九体目ver2.0 - 暇つぶし2ch55:名無しオンライン
09/10/26 02:09:06 DBrTk3YY
410 メイードゥ(暫定)
420 ニャンポコゥー
430 チョウチョウゥー(暫定?)
440と450はどうしよう


56:名無しオンライン
09/10/26 02:24:11 T5Em+wOn
450はレスタで
420と合体してレスタニャンポコが誕生する


57:2007/09/27という日(10)
09/10/26 07:46:35 buwbe4Yd
------------------------ パルム上空 周回軌道上のPPT ---------------------------
PPTから見たローゼノム・シティの状況は地獄でした。

ただ、ニューデイズで私達が得た情報とは違いコロニーはローゼノム・シティを
直撃してはいませんでした。
しかし、コロニー崩落の地は巨大なクレータと化し、その近傍に位置する
ローゼノム・シティが瓦礫の山となっているのは上空のPPTからも確認できました。

「駐車できそうな場所はありませんねぇ。」 着陸場所を探してローゼノム上空を
2、3周した後、かーさんはPPTを首都ホルテス・シティへ向けました。

私達は、ホルテス・シティからフライヤーを使ってローゼノムを目指す事にしました。
ですが・・・ホルテス・シティは既に無人の街と化していました。
当然東地区のフライヤーベースも無人で運休状態でした。

「マシナリーの暴走事故で住民は避難済みとは聞いていたが、ここまで見事に無人とはな。」
カツン。ヒューマンの彼が蹴った小石がカラカラと無人の街を転がって行きました。

「ご主人様、ローゼノムには歩いていくしかありませんね。」と、彼のGH450。
カラカラ、カラカラ、カラカラカラカラカラ、小石がどんどん、どんどん転がります。 え?
この音は、中央広場の方から聞こえます。カラカラ、カラカラ、音が次第に大きくなります。

そこには、間接の外れた片腕を肘から伸びたケーブルでカラカラと音を立てて引きずる
キャストが居ました。

そのキャストは、私の背後から伸びた一条の線撃に射抜かれました。
そして、そのキャストに続く次のキャストも、そして、その次も・・・・・。
私の背後にはかーさんがファントムを構えていました。

「かーさん!! 止めて!」 でも、かーさんは無言で撃ち続けました。

亡霊の名を冠する銃は、遂にキャストの集団の中に居たヒューマンを捕らえました。
「ブルウォァァァァァ!」悲鳴を上げたヒューマンの姿が一瞬異形の者に変わった様に見え。
亡霊の矢に射抜かれて果てました。

ホルテス・シティの中央広場と東地区を結ぶ通路に押し寄せる、人、人、人の群れ。
キャストも、ヒューマンも、ニューマンも、ビーストも、ただ私達の方へ向かっていました。
かーさんの放つ亡霊の矢はその人々をただ無言で射抜き続けました。

58:2007/09/27という日(11)
09/10/26 07:47:10 buwbe4Yd
「・・・これが、パルム封鎖の本当の理由でしたか。」無言だったかーさんが、呟きました。

「かーさん!!もう止めて、もう撃たないで、みんな、みんな、人間なんだよ!!!」
私の声に、少し驚いた様子で顔を見合わせました。 そして、妹は何かを納得したようで
軽く頷くと・・・・・。人の列の先頭に居たビーストが燃え上がりました。
それを合図に、彼のGH450と娘(GH420)の攻撃が始まりでした。

それは、正に地獄絵図でした。無抵抗の人達を殺し続けるその光景は・・・・・。

「人がSEED化するって噂は、本当だったんだな。」 彼も私の方を一瞬見て、そして・・・。
私にはただ「ヤメテ!」と叫ぶしかありませんでした。

累々と通路に築かれる遺体の山、やがて、通路を渡ってくる人の数も疎らになった頃、
かーさんが話をはじめました。

「今から10年ぐらい前のお話になります。 あの人の娘さんが亡くなったのは。
 寿命をまっとうした大往生でした。 あの人が娘さんのお墓の前で言っていました。
 “こいつらPMが何故このサイズで創られたのかが判った気がする”と・・・・。
 “基本構造がキャストと同じPMに、キャストの部品を使わせたくなかったんだ”と。
 “兵器として開発されたキャストの部品を使わせたくなかったんだ”と。
 “PMは人と供に生き、人と供に笑い、人と供に泣く為に創られたんだ”と。
 “だから・・・。血塗られたキャストの部品が使えないサイズに創られたんだ”と。
 
              あなたは、いい子、ですね。             」

今度は妹が言葉を続けます。
「姉さんと違って私達にはネットワークって言うものがあるの。
 ネットワークに繋がれていない姉さんは、私達PMの夢なの。
 “人を殺さないで”と叫べる姉さんは私達の夢なの。それは見果てぬ夢。
 私達は条件さえ揃えば、人を傷つける事も、殺してしまう事も出来るわ。
 いえ、言い方を変えましょう。条件が揃えばそれを強要される。
 正義のため、公共の福祉を守るため。そんな物の為に。 でも姉さんは違う。
 PMプログラムの大規模アップデート前にネットワークから切り離された姉さんは違う。
 姉さんが人を傷つける時の条件はただ一つ。人の命を守る時。ただそれだけ。」

彼のGH450が言葉を続けます。
「ニューデイズでご主人様が銃を突きつけられた時、私達は反抗する事は出来ませんでした。
 なぜなら、彼ら警備兵が正義だから。 でも、あなたは警備兵を実力行使で退けた。」

59:2007/09/27という日(12)
09/10/26 07:48:03 buwbe4Yd
彼が言葉を続けます。
「俺はガーディアンだからな。 護りゃなならんものがある。
 例えば、人に銃を向けられずに泣いている女の子・・・とかな。」

そして、通路を渡って来る人達は、遂に居なくなりました。
そして、私は無力でした。ニューデイズのPPTポートの時の様に
かーさん達を実力行使で止める事が出来たでしょうか?
いいえ、それではかーさんや彼の生命が危険に晒されます。

では、通路を渡って来る人達を撃つ事が出来たでしょうか?
いいえ、それも出来ません。彼等も間違いなく人間でした。
無力な私には、ただ叫ぶしかありませんでした。両方に「ヤメテ!」と。

「お母さん、行こ。」娘が声をかけてくれました。

SEED化はSEEDウィルスによって引き起こされるもの。感染ルートが判明していない今は
通路に累々と折り重なる遺体を弔う事も出来ずにホルテス・シティを後にしました。

------------ パルム ローゼノム・シティ 商店街の広場(避難キャンプ)-------------
避難キャンプの入り口に瓦礫で出来た看板が立ちました。
そこには、ガラクタオブジェ風に「NHK」の文字が造形されていました。

「嬢ちゃん達には何もしてやれんが、これは俺達の気持ちだ。」と言う避難民のおじさんに。
「???えっと、お心使いは大変嬉しいのですが・・・NHKとはどういう意味でしょうか?」
「NHKじゃねぇ、NH゚Kだ。」 「確かに良く見るとHの横に小さな゚があります。」
「“NH゚K”は“野良パシリの国”の略だ」 おじさんそれなら“NPK”でしょうに。

「オッサン、面と向かって“野良”って呼ばれるのは気持ちのいいもんじゃねぇな!」
「お、ガラの悪い嬢ちゃんか、まあそう言うな。俺達はなガーディアンズも同盟軍も
 信用しちゃいねぇ。このローゼノムが焼けたのもガーディアンズコロニーが落ちたせいだ。
 で、嬢ちゃん達パシリはガーディアンズの備品だと言うじゃねぇか。」

「オッサン、だからどうした!!」
「そういきり立つな、俺達はガーディアンズは信用しちゃいねぇが嬢ちゃん達は別だ
 他の避難所じゃ食い物すら無い所も有る様だが、嬢ちゃん達のおかけでここに避難した
 俺達は食い物にも薬にも困っていねぇ。でも、ガーディアンズは許せねぇ。
 だから、嬢ちゃん達はガーディアンズじゃねぇ野良だ。
 嬢ちゃん達のおかけで、喧嘩ひとつ起きてねぇここは、嬢ちゃん達の国“NH゚K”だ。」

60:2007/09/27という日(13)
09/10/26 07:48:41 buwbe4Yd
「で、嬢ちゃん達に相談なんだが、外の状況が何か判らないか?」
「けっオッサン、こっちを散々持ち上げておいてそれが目的かぁ?」

「そういうわけじゃないが、政府も同盟軍もガーディアンズも助けに来ないからなぁ
 嬢ちゃん達なら何か知っているかと思ってな。」
「私達は破棄された時にネットワークから切断されているので、ちょっと。
 無線は相変わらず電波状態が良くなくてダメですし・・・・。」

「いや、知らなけりゃ別にいいんだ。嬢ちゃん達を困らせたい訳じゃないし。
 お、そうだ。もうすぐ嬢ちゃん達の休憩所が建つぜ。」
「んにゅ? あれは皆さんの仮設住宅じゃなかったの?」

「嬢ちゃん達に倒れられたら困るのは俺たちだからな。頼りにしてるんだぜ。じゃな。」
そう言って避難民のおじさんは休憩所の建設現場(?)に向かっていきました。

「あれ、あたし達の休憩所だったんだ。」私達PMは人に愛されています。
だから、ここは、人が作ってくれた私達PMの国。

---------------------------- パルム 幹線道路 -----------------------------------
私達はホルテス・シティで手に入れた補給所用カーゴでローゼノムを目指しています。
不整地対応でホバー走行が可能なカーゴは、コロニー崩落の地震で寸断した幹線道路を
ものともせずに進みます。私の気持ちとは裏腹に・・・・・・。

「1.マシナリは人に危害を加えてはならない。
 2.マシナリは1項に反しない限り人の命令に従わなければならない。
 3.マシナリは1、2項に反しない限り自分の身を守らなければならない。
 マシナリが初めて作られた時に制定されたマシナリの行動原則ですよ。姉さん
 今は諸般の事情で色々と修正事項が加わっていますが。
 正義を遂行しなければならないとか、公共の福祉を維持しなければならないとか。
 姉さんの行動原則はこれに一番近い物の筈です。」

妹が、なんとか私を力付けようとしてくれていますが、私の気持ちは落ち込んだままでした。
そして、その日の夜半に・・・・・私達は、私達の国に到着しました。


そう、いつもの様に穏やかなまま終わる筈のその日は暮れました。

61:あとがき
09/10/26 07:49:16 buwbe4Yd
450d「とーさん、出勤時間です。急いで下さい。」
450c「えっと、過去編、第1日目の終わりです。 とーさん急げ!遅刻するぞ!!」

でわでわ。

62:名無しオンライン
09/10/26 15:42:18 48F7zn4I
>>53
どこのハガーだよwwwww


あ、あれは市長かw

63:名無しオンライン
09/10/26 20:22:58 7TkkcS1t
>>61
乙です。だが、リアルに影響するような投稿はよくねぇ。
超健康だが仕事が忙しく、時間が無いから書けないならまだしも、
体調激悪で仕事も出来ない&書きたくても体調のせいで書けないになったら読んでるこちらも困るし、元も子もない。
リアルあっての投稿だからな。もっとゆったり投稿してもらっていいぜ!

後、人物相関が分からなくなって来たんだが、これで合ってる?
かーさん  :黒いゴキブリ
私      :450c(黒きゴキブリ)
娘のGH420:450cのパシリ
妹      :450d
鼈甲さん  :フォニューム、450dの婚約者
店長     :店長
彼      :450fのご主人
フローラ  :450f

>>55
410:「メイードゥー」
420:「ニャンポコゥー」
430:「チョウチョウゥー」
   ┏
440:  おい、ポリマー持って来い
                     ┛<ビクンビクン
450:「ナァースゥー」
461:「スクミズゥー」
470:「チン○コゥー」
480:「フケガオゥー」

これでパシリ全部のはずだ。カッとしてやった。反省はしていない。

64:490
09/10/26 22:27:59 Tk1yT6K+
・・・・・・フウーガァー

65:名無しオンライン
09/10/26 23:09:48 T5Em+wOn
>>63
470の伏せ字意味ねぇwww

66:名無しオンライン
09/10/27 00:08:00 zrMpn+gG
450「あの、>>55を見てふとおもったんですけど」
箱「何を?」
450「ご主人様って、私達パシリをどう思ってますか?」
箱「へ?」
450「あ、えーっと…そのですね、各パシリフォームのイメージというか…」
箱「あー、はいはい。うーん、そうだねぇ…」

410:熱血バカ
420:ぬこ
430:有能な秘書
440:メイドさん
450:ツンデレ

450「……あの、一ついいですか?」
箱「はい、なんでしょう」
450「…ご主人様、普段私達のことどういう目で見てるんで…す……か……?」
箱「すみませんすみませんすみません(ペコペコ) お願いですからその背中の『ゴゴゴ』という文字なんとかしてください」

450「…はぁ… とりあえず説明をお願いできますか?」
箱「らじゃ~」

450「ええと… とりあえず衝撃的なのはおいといて、430からいきましょうか」
箱「なんかそんな感じしない? おしとやかそうで、衣装も派手っぽくないし」
450「うーん…なんとなくわからなくもないですね。じゃあ440は?」
箱「気分」
450「て、適当すぎません?」
箱「だって一番関わりないんだもん… なんでだろう?」

450「そういえば防具パシリ居ます(※別キャラ)けど、440はいませんね?」
箱「うん… 450デバイス食べさせたからねぇ…」
450「……え?」
箱「いやだから、440→450にしたの」
450「…そ…そうですか…         え、えっと…その、次、私…450のイメージなんですけど」
箱「うん」
450「あの…なんですかこの『ツンデレ』って…」
箱「ツンデレ」
450「…わ、私、ツンデレに見えるんですか!?」
箱「うん」
450「わ、私デレデレなんてしませんっ!」
箱「そうかなぁ?」
450「そ、そーですっ! 私そんな惚けてませ  ひゃんっ!」
箱(つんつん)
450「やっ…! な、なに… にゃあっ!!」

箱「ほら、ほっぺつつくとでれんでれんになるじゃん」
450「……… 意味違あ~~~うっ!!!」
箱「ええええっ!!!(がーん)    だ、だってこの前某ヒュマ男さんが」
450「(ピキッ) あ、あの方が…何か?」
箱「『パシリのほっぺつつくときっもちいいぞー!』 って」
450(あ、あの色ボケ魔人があっ!!)
箱「あと、『お前んところの450ってツンデレっぽいよな』とも言ってた」


67:名無しオンライン
09/10/27 00:08:51 zrMpn+gG
450(なんでその2つの別件をくっつける!?)
450「…だ、だからこの前ファイナルインパクト探しに疲れて帰ってきた後、
   わ、私のほっぺつついて遊んでたんですねっ!!」
箱「うん。ぷにぷにして気持ちいいよね」
450「…そ、そーですか… で、でももうやらないでください」
箱「ええ~っ」
450「い・い・で・す・ね?」
箱「むう… わかった」
450「……    ~~~~っ   で、でも…」
箱「ん?」
450「ど、どーしてもっていうのなら…              …別にいいです……ケド」
箱「… いやいいよ」
450「へ?」
箱「450が嫌ならやんないから。 大丈夫、もうやらないよ」
450「…そ、そう…ですか?」
箱「うん」

450「… え、え~~っと…    わ、私は   たまになら別にいいかなーとか…」
箱「え?なに?」
450「な、なんでもないですっ! つ、つぎいってみよっ!!420ですねっ!」
箱「ぬこだね」
450「…あの、ベタすぎません?」
箱「じゃあにゃんぽこ以外で420に何か特徴あったら言ってみるんだっ!!(ビシィ)」
450「ううっ!!  は、反論できない…(がっくり)」
箱「勝ったっ!第三部完!!」
450「つっこみませんよ」
箱「第三部完!!」
450「つっこみませんから」
箱「しくしく…」

68:名無しオンライン
09/10/27 00:09:14 zrMpn+gG
450「…で、最後410なんですけど…  あの、これ酷くないですか?」
箱「でもなんかそんな感じしない? ソードぶん回しながらひゅーほほほほほほほ!!って笑いながら突撃してそう」
450「い、いや、どこのハンターですかそれ… 410愛好家の方が聞いたら殺されますよ?」
箱「まあ個人のイメージってことで」

ぽん(箱の肩に手が置かれる)
???「そーだよな、個人のイメージだよな」
箱「ほ?」
450「あ、ワルキャス様。こんばんわ」
ワル「おひさー で、これ」
箱「あ、ども… なんですかこれ?メセタの入った袋?」
ワル「香典だ」
450「香典・・・???」
ワル「じゃまあ、そういうことで(しゅた)」
箱&450「???」


???「だーれーがーねーっーけーつーバーカーだーっーてー」
箱「ゲーッ!!般若の超人!!」
450「わ、ワルパシリさん!! そ、そういえばこの方も…!」
ワルパシリ「フフフフフフフフフフフフフフフフ 久しぶりにパシリスレに投下すると思ったら、
       こーんなくだんないオチにアタシを使ってくれちゃってどーーーーーーーーむぉありがとお!!」
箱「ひ、ひいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」

ワルパシリ「… 短冊★ミ(にっこり)」
箱「は?」
ワルパシリ「短冊切りにしてくれるわあああああああああああああああああああああああああ!!!」
箱「ぎゃあああああああああああああああああああああああああ!!!!」


ああこうして今日もグラールの夜は更けていくのであった…

69:名無しオンライン
09/10/27 00:12:06 zrMpn+gG
ああ久しぶりにくっだらねえもん投下したなあ
ワルキャスの方すんませんすんませんまたオチに使いましたw


>>65
470「ちんすこぅー」

ってことなんじゃね?w

70:名無しオンライン
09/10/27 00:38:59 Gj1bGowl
ヒュマオ「しかしワルパシリは浮き輪装備になっていたのであった!!」
GH-413「そんなところだけ力説しなくていいから」

71:63
09/10/27 00:41:13 g1vpykXi
>>66-69
>「… え、え~~っと…    わ、私は   たまになら別にいいかなーとか…」
まさにツンデレw

>ああ久しぶりにくっだらねえもん投下したなあ
そんな事ないぜ!かなり笑えた、ありがとう。
なるほど、ほっぺたつついて、ぷにぷに♪か。了解、うちのパシリにやって見る。

>>64
>>65
>>69
流石だ。皆さん的確すぎるつっこみありがとう!ちなみに○=p・・・
おや、誰か来たようd



72:名無しオンライン
09/10/27 01:12:03 i/RhodHb
>>63-69
確かにツンデレだw

>>63
   ノ^:,,∧-ノノ
  ((({ミ((从)〉
   ノノ!@゚ ヮ゚ノリ   <雄型は混ぜるな!
  '´ | とヾ>!(|ニア
    レ'| =w」
    と_/ L⊃

雄型(470、480)と雌型(410~450)の左右合成は……
色々とヤバくないか?

73:名無しオンライン
09/10/27 04:40:59 gmKU4ahP
獣男「>>69により470の挨拶はちんすこぅー!なのではないかと推察出来るわけだが」
GH-452「久しぶりの登場から下ネタですか主様」
獣男「久しぶりの名前が並んだので嬉しくてな。あとちんすこぅは下ネタじゃない」
GH-452「しかしちんすこぅとニャンポコが合体したら元の黙阿弥でチ」
獣男「いいから黙ってろ」
GH-452「皆様お久しぶりでした、失礼致します」ペコ

74:名無しオンライン
09/10/27 07:43:47 /gzn/sut
>>63 後、人物相関が分からなくなって来たんだが、これで合ってる?

450d「とーさんが無節操に登場人物増やすから、混乱なさってますよ。」
450c「という事で、とーさんに相関図を作らせました。(結局昨日と同じ時刻だわ。進歩のない)」

        かーさん 母:キャス子-----店長 ジャンク屋店長:偽装ヒュマ男
        ボケ主人               (中身はキャスト)
       (500年戦争時の軍用キャスト)  (500年戦争時の軍用キャスト:ボケ主人の戦友)
        450cの指導教官でもある            |
        初代 黒きゴキブリ    ┌-------┴-------┐
             |          |                      |
             |   GH400elase 店長の初娘    ローゼノムNH゚Kの再生野良パシリ達
             |   (PM開発期の試作パシリ)
             |   10年前に寿命により死亡
             |
    ┌-----┴-----┐
    |                |
GH450custom     GH450dupe 妹--王子 妹婿(本名:鼈甲)
主人公:偽装キャス子                ラグオル移民のニュマ男
(中身はパシリ)                    (現時点では婚約者)
2代目 黒きゴキブリ
    |
GH420poco 娘

とーさん 作者                        彼 ニューデイズで同行したヒュマ男
    |                                 |
GH450break                        GH450flora フローラ
(本当はGH450に育つはずだった緑玉)
2006/09/06のリセットにより死亡
    |
GH450無印 @リ ゚ -゚ノ|

大佐                              ゴッドウッド 大戦後モトゥブに残って
500年戦争時のキャスト独立戦争(パルム内戦)           モトゥブ復興に努めた
ヒューマン側将校(ボケ主人と店長の敵側)               ヒューマン元整備兵(店長の師匠)
戦争で大破し放棄されたコロニーを                   20数年前に死亡
パルムを追われたヒューマン兵の安住の地
として再生(後のガーディアンズコロニー)
50年前に死亡

後は400eのご主人様のニュマ子(PM開発部:課長)とかその他大勢。

75:名無しオンライン
09/10/27 18:43:06 Xrw0H3H2
>>72
♂型と♀型を混ぜてパシリ男爵

76:63
09/10/27 18:54:24 g1vpykXi
>>74
相関図サンクス!
wikiの人物名鑑と自分の記憶&理解力から書いたけど、

かーさん  :黒いゴキブリ
私      :450c(黒きゴキブリ)

と思っていたが、2人とも「黒きゴキブリ」の通り名だったのね。
後、400eが>>58に出てくるパシリか。理解出来たぜ。

>結局昨日と同じ時刻だわ。進歩のない
習慣化してるなら、すぐには治らんかも。
話の続きは楽しみにしてるが、無理はしないように!

77:名無しオンライン
09/10/27 21:58:38 zrMpn+gG
>>71
笑ってもらえたのならこれ幸いw
ていうかその文の最後に草生やすの忘れてたw


箱「なんか某Wネタが続いてるから、僕らもやってみる?」
450「いやです」
箱「まあまあそう言わないで~ はい」
450「…なんでGH-450ガイアメモリがあるんですか!」
箱「…名前とか良く知ってるなあ…」
450「い、いつもご主人様がご覧になってますから…」
箱「いっつも横に座って見てるもんねぇ…せんべいかじりながら」
450「コ、コホン……」
箱「ということで」
450「…ハァ わかりましたよう…」

ベルト「ハコォ」
ベルト「レスタァ」

「クスリバコォ!」

450「回復だけしてろってか!回復だけしてろってことですか!!」(ベルトをげしげし)
箱「ああ~~450が壊れた~~~!!」
450「マダオのくせに!声がマダオのくせにっ!!」(げしげし)


78:名無しオンライン
09/10/28 03:23:58 V5Ocs6sm
>>77
獣男「さすがアイドルユニット箱&450w」
GH-452「一人で携帯見ながら笑うと不審者みたいですよ主様」
獣男「ところでこの場合だな」
GH-452「ええ、450さんと結ばれたいという箱さんの夢が叶ったのでは」
獣男「感無量だな」
GH-452「赤飯でもおくりましょうか」

79:名無しオンライン
09/10/29 05:50:48 BnVzlJsZ
「なんか微妙な味…」
その対応はあんまりなんじゃないだろうか。
ガーディアンズに入った初日のビーストにはCランクの杖だって高級品だ。
とにかく人型になれば、主人がハンターだから例えばGH-450になればまた違うはずだ。
PM育成方法をプリントアウトし、450のページを一番上にしてヴィジフォンの横に置いておく。
イライラして眠れないが寝るしかないファッキン。



PM用に杖を買うにも限界があるだろう。
初期装備で頑張るにも程がある。
スロットすら未だ空だ。
服がみるみるボロになっていく。
名前だけは立派なパートナーな「パートナーマシナリー」は労いの言葉ひとつ無く、微妙な味だと繰り返す。
AIに憎しみに近い感情を抱きながらスタッフの合成方法等をプリントアウト。
ヴィジフォンの隣に置いて寝る。
翌日スタッフの合成を失敗する夢を見たファッキン。



初めてのLevelUpの祝いにはB武器だ。
「…微妙な味」
いい加減に不快感が限界に来た為に現実逃避の言い訳を考え始める。
うん、これは壮大ツンデレのツン部分だと思おう。
このツンに見合うデレってどれくらいデレるものだろうか?
脳内で勝手な妄想を繰り広げファッキン。



鳥になった。
食事もかなり安定した。
「…微妙な味」
この頻度でPMを育てるならそれはかなりの努力を要するのにその態度はなんだ。
怒りが限界に来たため本社にクレームを入れようと試みる。
手が無くなったのでヴィジフォンが使えないファック。



ようやく人型になれた。
人型になるまでは対応は簡単なAIが代行するので今まで失礼ばかりになりました。
ご主人様とお呼びする事を許して下さい。
言いたかった事も伝えたかった事も全て言葉にならず、思わず目の前のご主人様に抱き着く。
さっきまで目線が合ってたから身長差に気が付かずご主人様の膝に壮絶に頭突きをかました。
鼻血を出す。
ファッキン。


80:名無しオンライン
09/10/30 00:50:21 HXaT2OsW
携帯から失礼。『GH450の人』です。
>>79
お久し振り。以前書いてましたよね?(勘違いなら失礼)
これをネタに、何かレス&投稿しようかと家に帰ってきてみたら、
アクセス規制に巻き込まれてて、このザマだよorz
つ~訳で、暫くまともに書き込めないので、ネタ考えつつ華麗に退場。
早く解除されるといいな…

81:名無しオンライン
09/10/31 05:30:57 s53ZNWT5
ねんがんの 人のすがた を てにいれたぞ!
まあご主人様は外に連れ出してくれなかったが仕方がない。
私はクールで定評のある450だから寂しくない。ファッキン。
GH-450になれた以上はよもやパートナーマシナリーの名前に泥を塗る訳にはいかない。
我が450駐屯部隊(一名)の前に隙などあってはならない。
先ずは基本の洗濯から始めようとクローゼットを開ける。
何も無い。
道理で休日は全裸待機のはずだ。
ビーストは皆そうだとか嘘をつかれた。
明日は洋服を買わせる。ファック。



風呂掃除中にご主人様が帰室。
風呂場ではこちらが全裸待機したが特にリアクション無し。
EDの疑い有り。基盤/バイアグラは売っているだろうか。
呼ばれたのでリビングへ。



基盤/クレアダブルスを貰う。
合成ボードに挿そうとするとそれは私への誕生日プレゼントだから食べろと言う。
ご主人様の声は大きいが慌てるとモトゥブの東北地方の訛りになり聞き取り難い。
いくらしたんだこの基盤。
どうやら私のご主人様はとんでもないバカだ。
武器買ってこいksg。
ファック。
クールな450回路からクールな450涙と450鼻水が止まらない。
もっとしっかり稼げる様になったら本物をやるよと笑うご主人様。
涙と鼻水にヨダレが混じった。
ファッキン。

>>80
規制解除待ってます。


82:名無しオンライン
09/10/31 11:07:10 0IBcdG2j
今更ですが集会お疲れ様でした。
規制で書き込めず、もうできあがってたんですが今から投下します。
PSUチャレンジモードの続きです。

83:継承 IV 光を継ぐ者(後編) 1
09/10/31 11:11:10 0IBcdG2j
巨人の腕から放出される光の剣と、わたくしの無限にのびる二枚の翼が、完全に拮抗して互いの動きを止めています。
ラシークに先ほど使うなと言われたばかりでしたが、わたくしはこうするしかありませんでした。
しばらくの間は体温の低下は起こりませんでしたが、だんだん焦りとともに苦しくなってきて、結局起こりだしてきました。
今回の使用は最初安定していたので、もう少し練習すれば長く使えるのかもしれませんが…
ラグオルの大地に押しつけられて、背中についた地面も砕け、じわじわと温度も低下して凍りついていきます。
加えて、もともと無限大の出力など想定していない構造のパシリの体は、内部からもエラーが出て警告がひっきりなしに出ている始末です。
かといって今この翼を解除してしまったら、あの剣を防ぐ手だてはありません。
ラシークの話によれば、『闇』に突き動かされて巨人を暴走させているクランツさんとシルファさんのお友達、イノリスさんを説得できればなんとかなるはず。まず場所を見つけませんと…
わたくしの意志に、魂をあるべきところへ導く銃、ジリオンが応じます。
ジリオンの紅い光弾は、バリアも装甲もすり抜けるようにして巨人の中へ入り込み、正確に中の人をとらえて、そこにアクセスを試みました。
名前はイノリス。パイオニア2で生まれたシップチャイルド。
イノリスさんは、敵対組織に引き抜かれ、そこで漏らした情報がきっかけで幼なじみであり思い人であったクランツさんを死なせた。それがきっかけでイノリスさんの精神は壊れていき…
それでは、今巨人が暴走しているのは、本当にヒステリーに反応して?やけっぱちで他の人を巻き込むなんて許されない行為ですが、ラシークの言葉を思い出して我慢しました。

84:継承 IV 光を継ぐ者(後編) 2
09/10/31 11:13:06 0IBcdG2j
ジリオンの光は残り、そのまままっすぐにイノリスさんの場所を指し示す道標になりました。奇妙ですが、通路にあわせて曲がりくねったレーザーサイトのようです。これをたどれば…
「クランツさん、シルファさん!これをたどって行ってください!道中はわたくしがなんとか…っ!?」
大きく節くれ立った手が目の前に飛び込んできました。その手がわたくしの頭をくしゃくしゃとなで回します。先ほどはじき飛ばしたラシークでした。
「使うなと言った意味がわからなかったか、まったく…無限エネルギーを過信するな。おまえにしかできないことはやればよいが、すべて自分でしようとしては、いくつ体があっても足りん」
「…でも…」
クランツさん、シルファさんに目をやりました。
見るからに頼りない、素人に毛が生えた程度の判断力と身のこなし。中のイノリスさんとなまじ深い仲であるために土壇場で何をやらかすかわからない懸念。
任せるのはとても不安の残ることです。今までわたくしは主に頼る以外は全て自分だけで、仲間がいたとしても自分が行動することを前提に解決しようとしてきていたのですから。
「そんなに人が信用できぬか?」
「…信用できないなんて言ってません」
「そうか。ならば、彼らがどれだけ追い詰められようと手を出そうとしてはならん」
「ええ!?それで犠牲者が増えることになったらどうするんですか!」
「それがおまえの弱さだというのだ。彼らはおまえの手駒ではない」
やっと理解できました。すなわち、人を信じることもまた勇気。ラシークの言ったことは、わたくしの胸中を見抜いてのことだったのです。
「心配するな。このラシークが同行するのだ、本当に危険になれば連れ戻す」
「…ラシーク王…お願いします。わたくしは巨人を止めるので精一杯です。二人をお導きください」
自分ではどうにもできないという悔しさは、なんとか隠せました。

85:継承 IV 光を継ぐ者(後編) 3
09/10/31 11:14:35 0IBcdG2j
「闇の見せる幻は、人の強い意志には勝てぬ。仲間を信じ、払いのけるのだ」
「へっ、おっさんに何がわかるってんだ。仲間なんてもんじゃねえよ!イノリスはなあ、俺の…」
「減らず口をたたいているうちは大丈夫だな!」
稲妻が尖った飛行物体を焼き払い、竜巻が角張った異形の人影を蹴散らしていきます。
闇の半馬人の突進をクランツさんが身を挺して守り、シルファさんが大剣の一撃で粉砕。若いハンターズも負けてはいません。
一人でも巨人とある程度渡り合えるほどの絶大な戦闘能力を持つラシーク王を含む3人にとって、巨人内部の進撃はさして難しいことではありませんでした。
わたくしはジリオンを通じて実況生中継を見ていますが、頼りなかった彼らが僅か数分で立派にやっているのに驚きました。状況が人を作るなんて、嘘だと思っていましたのに。
3人はすぐに中枢部にたどり着きました。そこで見つけたその女の子は…
両手両足を肉塊にとらわれ、首に触手が何重にも巻き付き、鋸状の構造物が手首をごりごりと削り、血を滴らせています。
相当痛いはずですが、苦しみにうめく気力すらもうないのか、ぐったりして動かないまま。
「イノリス!イノリス!返事をしろよ!生きてるんだろ、おい!」
「…」
「いなくなってほしくないんだよ。なあ、イノリス、答えてくれよ、何で答えてくれないんだよ!」
返事のないイノリスさんへ何度も何度も呼びかけを繰り返します。
あまりにも反応がなく、荒げていた声が弱々しくなって、クランツさんは肉塊にとらわれて自由にならないイノリスさんの体にすがりつきました。
「小難しいことはどうでもいいんだよ、イエスかノーかでだけ答えてくれよ…イノリスは、俺が嫌いなのか?」
初めて返事がきたのは、こんなことを聞かれたときでした。
「ううん、好き。大好き。だから自分が許せないの。罰を受けなければいけないの…」
「あんなことで俺が恨むとでも思ってるのかよ…!俺たちの関係って何なんだよ、そんなことで簡単に壊れてしまうもんなのか?違うだろ…」
しかし、やっと顔をあげて弱々しくつぶやいたイノリスさんに、ラシーク王は冷たく言い放ちました。
「くだらん!それで満足ならば、悲劇のヒロインでもなんでも気取っていればよかろう」
「そんな言い方があるかよ!どうにかするのがあんたの仕事だろ!」
「残念だが、そのような弱い精神ではダークファルスの侵食からは逃れられん。先ほどおまえに言ったように、
自ら払いのける意志こそが闇に勝つ唯一の手段なのだからな。できなければ…殺すしかない」
「くそ…なんとかならないのかよ!こんなのひどすぎるだろ…」

86:継承 IV 光を継ぐ者(後編) 4
09/10/31 11:17:07 0IBcdG2j
考え込んでいたシルファさんが、迷っている様子でおそるおそる声を出しました。
「クローン…クランツはスキャンデータからクローン再生したのよね?なら、イノリスにもデータがあるはずよ。ハンターズ本部に連絡をとれば…たとえ死んでしまったも…」
個人の生体データ?人の?そんなものがあるとはこの時代の人は何を考えているのでしょうか。
シルファさんが迷っているのは、クランツさんが死んで、クローンに変わったことに倫理的な抵抗感があるためでしょう。でも、それなら…
「そのデータはわたくしに転送してください!合成を利用してイノリスさんを助けます。幸いエネルギーはいくらでもありますし!」
なにせ、わたくしはパシリ。合成は得意分野なのです。基板に相当する詳細な元のデータがあるというなら、人間の体組織だって。
殺すというわけではないとはいえ、我ながら非人道的と言わざるをえない作戦でしたが。
「やらなきゃどのみちイノリスもラグオルも駄目になるんだ、信じてみるぜ…」
「…わかったわ、首をはねればいいのね…」
「イノリスさん、聞こえていますね?あなたをそこから助け出します。でも、そのためにはあなたには殴って止める以上の苦しみと恐怖を味わってもらうことになります」
「…」
「駄目だと言ってもやりますよ!あなたが感情任せに自分も他人も傷つけ殺したことを悔やむつもりなら、耐えなさい!…いいですか、助けますから!」
観念したように目を伏せたイノリスさんを見て、苦い顔で大剣を握りしめたシルファさんを制止したのはラシーク王でした。
「やむをえんとはいえ友を傷つけるなど、したくはあるまい?二人とも他にやることがあろう、両手をあけておくがよい」

87:継承 IV 光を継ぐ者(後編) 5
09/10/31 11:18:21 0IBcdG2j
データ受信完了。最後のピースはそろいました。やれるやれないではなく、やると決めれば恐れは消えました。人はそれを覚悟と言います。
光の翼をいったん解除。拮抗していた巨人の剣は勢いを取り戻し、わたくしとラグオルを破壊せんと迫ります。
「座標設定…転送!」
それは、非常にささやかなワープ。莫大な質量の巨人に使っても必要エネルギーは決して多くない、グラールでもガーディアンズ施設の移動に使われている、当たり前の技術。
わたくしは、短距離ワープで巨人の体の角度を変えたのです。巨人の剣はラグオルの大地がある空間を飛ばしてしまい、傷一つつけることなく素通りしました。
無限エネルギーを使うなと言われたときは無茶だと思っていましたが、結局はアイデア次第でした。
未熟だと思っていたシルファさんが「カウンター」とかで巨人を転倒させたことがヒントになったのです。
一回転して巨人はバランスを崩し、天を仰ぐ形で転倒しました。起きあがるまで十数秒、それだけあれば十分。
ラシーク王が、借りたソードでイノリスさんの首をはねました。
それを確認した瞬間にわたくしはフリーになった無限エネルギーをイノリスさんの体組織データを入れた合成機能につぎ込みました。
「できろおおおぉぉぉぉっ!!!」
斬り飛ばされたイノリスさんの首から、血が吹き出るより速く体組織を再構成。我ながらよくやったものです。
躊躇してしまいたくないので合成成功率は見ないようにしていましたが。
終わらせて目を開いたときには、0.01%の奇跡がありました。
「クランツ、クランツ!ごめんね…!シルファも…!」
クランツさんがイノリスさんを抱き留め、シルファさんが服のスペアをかぶせました。
「上出来だ、二人とも。脱出するぞ」
外壁を吹き飛ばして出てきた3人を、すかさずゴールドドラゴンが背で受け止めました。

「あの苦しい中から助け出されて、なんかふっきれちゃった。クランツはクランツだし、別にキルリアさんが好きでもいいやって…」
「は?キルリアさんが?姉さんがどうかしたって?」
「姉さん?…ごめん、意味わかんない」
「…知らなかったっけ?いや、実は…」
「えー!?ウソー!じゃ、イノリスってば一人で悩んで、一人でひどい目にあってたっていうの!?」
「おまえが見ている真実は、事実の一部分でしかない。その一つの面に突き動かされ、他から目を背けることをくだらんと言った理由もわかろう。真実がいつも一つなどとは、子供の言うことだ」
「そっか…そうだよね。イノリス、なんてバカだったんだろ…」
「わかれば、次に活かせば良い。それを繰り返して大人になるものだ」

88:継承 IV 光を継ぐ者(後編) 6
09/10/31 11:19:34 0IBcdG2j
「やあ、やっとつながった。僕はジャンカルロ・モンタギュー。ジャンと呼んでくれていいよ」
突然通信回線が強制的に開かれ、変な帽子とゴーグルのニューマンが、映像いっぱいに顔を近づけているのが映りました。
巨人にとどめを刺そうと思っていたところで緊張がとぎれて思わず吹き出しました。
「そこの小さいキミ、戦いは前線が注目されがちだけど、裏方のサポートも忘れないでほしいね。キミが無茶するのは別にいいんだけど、ラグオルの命運がかかってるからね」
「裏方…あ、ハンターズ本部ですか?」
派手な裏方さんで…何回も映像を適切な大きさにしているのに、そのたびに限界までの顔アップに切り替わらせるのはやめてほしいんですけど。
「そうさ、さっき君にハンターズのデータを転送したのはこの僕さ。常識的に考えればわかると思うけど、
個人のスキャンデータはハンターズの極秘事項でね。まあ僕にかかればセキュリティなんてないも同然だけどね」
「不正アクセスしてたんですか!…まあ、状況が状況だけにとても助かりました、ありがとうございます」
「それはそれとしてだ、君は巨人を倒す武器として、また無限エネルギーを使おうとしているね。苦しい感覚が麻痺してきてないかい?それはとても危険なことだ」
おどけた調子で身振りを交えながらの言葉ですが、確かにわたくしはもうふらふらで、次の無限エネルギー使用に耐えられるかわからないまま賭けに出るつもりでした。
「とはいえ、使わずに巨人を倒すのも厳しいかな。即興で申し訳ないが、少しでも負担が軽くなるよう僕も補助プログラムを
作ってみたから使ってみてくれ。ジャンカルロ・モンタギュー謹製、無限エネルギー制御プログラム試、さ」
映像の中からびしっと指をつきつけたと同時に、データが転送されてきました。

89:継承 IV 光を継ぐ者(後編) 7
09/10/31 11:20:57 0IBcdG2j
巨人が握りしめた手を挙上して、わたくしに狙いをつけたのがわかりました。
「………」
回避、不能。右手両足背面と破損したうえに凍って地面にくっつき、度重なる無限エネルギーの使用で内部システムもぼろぼろ。気力も限界です。
数分前。モンタギュー博士の補助プログラムで、光の翼は薄く巨大な二つの刃になりました。
それはまるではさみのようにわたくしの前方で交差させ、無防備になっていた巨人の胴を横一文字に切り裂いたのです。
巨人の上半身と下半身が泣き別れし、ずるりと滑り落ちて大地が揺れました。
同時に再度振り上げられていた巨人の剣が消えかけたハナビのように立ち消え、それと同時に全身から大量のミサイルが放出されました。
ラシーク王は、動けないわたくしを守ろうとしました。
あまりの量にマジックで壊しきれなかったぶんをその身に受け、クランツさんたち3人の壁となったゴールドドラゴンともども…
…また、犠牲を出してしまいました。最悪の出会いでしたが、せっかく信頼できるようになったというのに、さよならの一つも言わずに…
悲しいとか悔しいとか通り越して、目の前がぐるぐる回って、頭が締め付けられて体中から何かが抜けていくような感覚がしています。
巨人は両断され、無限エネルギーは失ったものの、まだ動いています。あきれるほどのしつこさです。
内部から闇の生物を次々と送り出し、全体を覆うバリアが作れなくなったからか、狙われた場所だけに集中してバリアを作って、3人のハンターズの攻撃を防いでいます。
ラシーク王もいない今、彼らでは攻めきれそうにありません。黒い死の鉄槌がゆっくりと上昇を止めました。
しかし、わたくしにもあったことが驚きの、生への執着。
なぜそうしたのかは自分でもわかりませんが、震える左手の指がそこにおさまる運命であったかのように自然にそのスイッチを押していました。
最後の手はこの白い箱に。ドリームキャストに。
ボタンを押すとピーという音が鳴り響きました。何かと思いましたが、正常起動したようです。
接続開始…アクセスあり。接続先は…


90:継承 IV 光を継ぐ者(後編) 8
09/10/31 11:23:41 0IBcdG2j
無数のフォトン弾が巨人の腕を貫き、手首より先がちぎれ落ちました。
白み始めた空、顔をのぞかせた太陽。地平線の向こうから、長くのびる影がいくつも。
援軍でした。輝く日輪を背にうけて、主がかつて見せた翼と同じ黄金のフォトンを放つ武器を携えたハンターズたちが、大挙してきたのです。
「待たせたな、おまえら!」
「え…あなたは!」「指揮官!?」「シキカン!」
「戦えたんですか!?」
「失敬な。こう見えてもパイオニア2では凄腕だったんだぞ」
「あれ?で、でも…指揮官がたくさん?職業もばらばらで…でも何でだろう、わかるぜ…俺たちが信じてた、指揮官だ!」
体格も肌の色も性別も職も違うハンターズたちが、いっせいに微笑みました。
「二度はないぞ。全盛期のハンターズの戦い、目に焼き付けておけよ!」
駆け出す英雄たち。剣が、長刀が、ライフルが、マシンガンが、杖が。波濤のような黄金の流れになりました。
死角に回り込み、弱点を突き、動きを封じ。巨人から出てきた闇の生物も、なすすべもなく倒されていきます。
瞬く間に巨人は砕かれ切り刻まれ、そして形を与えられていきました。
無限エネルギー、『深遠なる闇』の正体は、命を生みだし、際限なく増えて広がろうとする力。
それは怒り、悲しみ、憎しみといった強い本能的な感情に代表される何か。あらゆる生命に宿る、荒れ狂うほどに強靱で、排他的で、利己的な生命の力。
それに、人の技術、いくつもの生と死を越えて伝えられてきた叡智の力である『光』が形を与えたとき。
それは歌であり、絵画であり、学問であり、おいしい料理。
人のありとあらゆる文化活動という形で暴走する力は生まれ変わり、時空を超えて散っていきました。
最後に聞こえたのは、巨人の悲鳴だったのか、歓喜の産声だったのか、わたくしにはわかりませんでした。

「…イノリスさん」
思うところあって、指揮官さんたちの戦いぶりに見とれていた彼女に声をかけました。
「何?」
もはや憂いのない目が、わたくしを見ました。
「………。いや…なんでもありません…呼んで、みた…だけ、で…」

91:継承 IV 光を継ぐ者(後編) 9
09/10/31 11:25:02 0IBcdG2j
「あの子や援軍のハンターズが出した、ありえない力の解析結果…本当に面白い。求めたものがこんな身近にあることに気づきもしなかったなんて、僕もまだまだだね。
これじゃ天才の名は返上しなくちゃいけないかな。異常フォトンの研究はもうやめだ。無意味なことがわかった」
「どういうことです、ハカセ?たしかにあの子は基本出力からはまったく考えられない力で巨人の剣を受け止めていましたけど。どこからあれだけのものが?」
「実際にはエネルギーを発していないんだよ、あれは」
「はい?で、でも、異常フォトンが何桁も超えて急上昇しているのが検知できましたよ」
「まあ、この説明じゃわかるわけないな。僕もまだ理解できたとは言い難いんだ。何と言えばいいかな…
時間、空間、性質も含めて力の向きを操る概念とでもいうか。無限大の力を持つ巨人が勝てないわけだよ。ウフフ…」

いつの間にか、暖かい光に包まれて、どこかわからない場所を彷徨っていました。
巨人との戦いで壊れたはずの体はなぜか修復されていましたが、地面がなくて、まるで水の上を浮かんで漂っているような感じでした。
わたくしは浮かないはずですし、感触もないので水ではないのはたしかですが、手足を動かしても動けそうにありません。
何より、あまりにも居心地が良すぎて動く気も起きません。ずっとこのままでいたいと思いました。
「我は光の使徒、サ・リュース」
「同じくリ・フェース」
「デ・ヴァース」
気がつくと、ローブ姿の変な生き物が3体、わたくしの周りからのぞき込んでいました。
なんですかあなたたちは…起こさないでくださいよ、まだ眠いです…
「まだ終わりではないとの達しである」
「これから汝の目にする光景は、我らが主と人が戦った場」
「いざ参らん、コーラルと呼ばれた星へ」
コーラル?主の口から何度か聞いたことがあるような…
ああ~引っ張らないでぇ~…あと5分~…


-「継承 V 天からの呼び声」に続く-

92:名無しオンライン
09/10/31 12:05:39 bFM08Xpk
長すぎるのもアレだと思うのでかなりばっさり削ったんですが、それでもこれだけの量になってしまいました。

恒例の解説はまた後ほどで。

93:名無しオンライン
09/10/31 18:59:39 rze5VSV3
乙乙

94:名無しオンライン
09/11/01 14:07:32 j7UNNZDq
いつもながら超乙

95:名無しオンライン
09/11/01 22:14:20 bx9EBJpb
>>92
 ばっさり削ってもそれを感じさせないなんて、羨ましい……

 >人を信じることもまた勇気。
 それを知った戦乙女は、また少し成長したんですね。
 そんな彼女なら、女主人の下へ帰れそうな気がします。


どうも、パパと412作者です。
パパと412編の第二部というか……
ヒューマン?になったロザリオの、その後の話です。
相変わらず量が多いのと諸事情で、UPローダーへ投下です。

とりあえず第一話『the Annunciation. 』
URLリンク(a-draw.com)


続きを書くかは、反応次第ですが……
暇があるようでしたらご拝読下さいませ。

※DLキーが設定されています。キーは412。

96:名無しオンライン
09/11/02 17:12:09 0S8h+5+8
乙乙

97:名無しオンライン
09/11/03 11:13:15 oc+ZslCM
規制解除でやっと書き込めるぜぇ携帯でだがな。

>>69
>>70
ワルパシリ「なあ、俺ってさコロコロ姿変えてるよな」
ワルキャス「まあなー 410→411→461 とコロコロ変えてるぜ。
      だから、型名じゃなくてワルパシリってことにしてるわけだ」
ワルパシリ「へぇー…」

ワルキャス「まあ、こんな粗暴なパシリがたっぷりいたら困るぜ! ゲハハハハ!」
ワルパシリ「(ビキィ)へぇ~♪」

グワラコロガキーンッ!

ワルパシリ「ふぅ…」
ワルキャス(死~ん)

皆さんいい作品を連発しておるのう。
PSPo2体験版が普通に面白くて筆ががが…

ちなみにパシリと一緒に戦いまくると
「種族を超えた愛を育む者」って称号がもらえるんだぜ。
さあ、レッツ体験版!

ワルパシリ「しゅ、種族を超えた愛って…///」
ワルキャス「あー3年後か…リトルウィングに転職も悪くないな」
ワルパシリ「えっ…!? つまり、それはその…」
ワルキャス「(チェルシーやウルスラ、クノーの画像をみて)むしろぜひ入りたい」
ワルパシリ(ビキキキキィイイ!)
以下エンドレス

98:名無しオンライン
09/11/03 21:21:54 UJEN79MA
>>81
Good!こういうのが好きだ!
450に愛着が少し湧いた

99:名無しオンライン
09/11/03 21:48:29 ESVGiVPB
そしてGH-500というドラゴン型パシリが登場なPSPO2
ど~なるGH-5XXシリーズ??

100:名無しオンライン
09/11/04 05:59:00 uZ66nmlY
ご主人様からプラント奪回任務へのパーティー参加を要請される。
パートナーマシナリーのパートナーは伊達ではない。
落ち着いて身支度を調える私。
家事全般、店番、ブラッシングはもちろんの事戦闘にだって役立つ。
当たり前の事だ。
今夜はパーティーだぜえ!朝まで騒ぐぜ!(ヘイヘイ!)
着替え、装備を調え下着だって勝負下着なら武装の内だし450なら黒でセクシーに。
いや特には二人きりだとかデートみたいだとかはしゃいではいない。
450はクールで定評があるのだ。
ご主人様の元に駆け付けると、PTは四人だった。ファック。

PTの一人はご主人様より背の高いビースト。
金髪ツインテールツンデレはともかくとして
私より胸が無いとはなんか優しくしてあげないといけない気がする。
もう一人が来た。
それはあまりに大きすぎた。
それはあまりに大ざっぱ過ぎた。
それはニューマンと呼ぶよりむしろおっぱいだった。
ファック。

とりあえず開幕にレスタを唱え、レスタ処女をご主人様に捧げる。
ふふん。気分がいい。
いかにもパートナーな感じがする。
ツンデレ教官は教官なのに何も教える様子が無い。
おっぱいは回復と強化のテクニックを使う。
おっぱいテクニックでご主人様が強化される。
おっぱいテクニックでご主人様が回復する。
なにこの職場。
女帝様に潰されてしまえばいいのに。ファック。

ツンデレ教官がいきなり猫になる。
デレ期かと思ったらナノブラストだった。ファック。
ご主人様にブラストバッジが無い事に気付く。
だからなんで私に。
だからなんで私を。
おっぱいもツンデレもどうでもよくなった。
ご主人様にはいろいろ足りないんだろう。
足りないんだから私が補うのだ。
ご主人様はたくさん怪我もするだろう。
怪我をしたら私が治すのだ。
私がパートナーだ。
かかってこいSEEDでもなんでも。
ご主人様とそのパートナーマシナリー、クールな450が相手だ。

おっぱいとツンデレをほったらかしたら二人とも戦闘不能になり報酬が下がった。
さらに戦闘不能になった本人に怒られた。
ファッキン。



>>98
ありがとう。
こんなんで良ければ保守がわりに書いてく。

101:名無しオンライン
09/11/04 21:13:17 4i4Wx124
>おっぱいとツンデレをほったらかしたら二人とも戦闘不能になり報酬が下がった。

ああ、懐かしいなこの制度

102:2007/09/28という日(1)
09/11/05 19:13:49 mcaG4omN
---------- パルム ローゼノム・シティ 商店街の避難キャンプ(NH゚K)------------
 「みなさーん、お鍋の用意が出来ました。」

今日も朝からローゼノムのNH゚Kの野良PM達は元気です。
(避難キャンプの名称が皆さんの好意で「野良パシリの国[略称:NH゚K]」となりました)

 「メルヴォア移民街から、移民の皆さんの伝統料理“しゃぶしゃぶ”とパルムの郷土料理で
  “コルトバジュース”のルーツとされている“コルトバ汁”です。
  食材は昨夜、ニューデイズのガーディアンズから届きました・・・・・。」

“ガーディアンズ”その単語を耳にして避難民の皆さんの間にざわめきが起きました。

 「コルトバ汁は、コルトバの薄切り肉と根菜を、発酵した豆の調味料で煮込んだ料理です。
  後にパルムは気候変化で野菜が入手しづらくなった為、食材から根菜類が無くなって、
  肉のみになり、発酵豆の調味料も使われなくなり、今のコルトバジュースになりました。
  この調味料はパルムからニューデイズに渡りニューデイズでは味噌と呼ばれています。」

 「いらっしゃいませー。」(ニコッ) 私は野良PM達とコルトバ汁を配る班にいました。
炊き出しのテントでは別の野良PMが料理の説明を続けていました。
 「しゃぶしゃぶは、コルトバの薄切り肉を軽くお湯にくぐらせて・・・・・・。」

その時でした。 「確かあんたはジャンク屋でバイトやってたガーディアンズだろ?」

ザワザワ、ザワザワ、ザワザワ、 そのひと声で先程のざわめきが一段と大きくなりました。
私に刺さる皆さんの視線に耐えかねていると、ヒューマンの彼が割って入ってきました。

 「確かに俺達はガーディアンズだ。ガーディアンズ・コロニーがここに落ちた。
  なぜ落ちたかなんて、ニューディズの下っ端の俺達にゃ伝わってこない。
  だがな、それでも俺達はなんとかしたくて、ここまで来たんだ。そんな目で見るな!!」

彼の言葉は、むしろ逆効果でした。きっと恩着せがましく聞こえたのでしょう。
避難民の皆さんのざわめきが更に大きくなる中、大柄の男がこちらに歩いてきます。

 「兄ちゃん達の言い分はよく判った。 でも、このままじゃ収まりがつかん。
  一発殴らせろ。 それで今日は勘弁してやる。」

そう言うと男は、彼を炊き出しテントの脇に投げ飛ばし、私の胸倉を掴んで持ち上げました。

103:2007/09/28という日(2)
09/11/05 19:14:37 mcaG4omN
 『殴られたら、倒れる振りぐらいしろよ。』 男はそう私に耳打ちすると
渾身の力を込めて、私の顔を殴り飛ばしました。 バキバキバキと嫌な音がした・・・・。

ジャンク屋のアルバイトをしていた顔見知りの私が、ガーディアンズ所属という理由だけで
殴り飛ばされる姿を見て、避難民の皆さんのざわめきが収まりました。

 「このぐらいで勘弁してやりゃあ、なぁみんな?」 そう言いながら男は立ち去ります。
立ち去る男の後をコルトバ汁の椀を抱えて追う野良PMがいました。

男は炊き出しのテントが建物の影になり見えなくなる所までくると・・・・・。
 「痛たたたた。 キャストの顔なんて殴るもんじゃねぇな。」
 「ほれ。オッサンの分だ。」と男に付いて来た野良PMがコルトバ汁の椀を差し出します。

 「なんだ。ガラの悪い嬢ちゃんか。」 男が痛まない左手で椀を受け取ると、
野良PMはイタズラっぽくニッと笑い。男の右手を取ります。
 「オッサン、汁をこぼすんじゃねぇぞ。」 そう言って男の右手の診察をはじめました。

 「指の骨は折れちゃいないが、何箇所か脱臼してるな。」
野良PMは、脱臼している指を接いだ後に添え木をして包帯を巻いていきます。
そして包帯を巻き終えた後。

 「その手じゃ食えねぇだろ? しょうがねぇから食わしてやるよ。さっさとア~ンしな。」

----------- パルム ローゼノム・シティ ジャンク屋の跡地の地下倉庫 --------------
お話は昨晩に戻ります。 夜半にホルテス・シティからローゼノムに到着した私達は
店長のジャンク屋(の跡地)に身を寄せていました。

 「で、婿殿の方はどんな状況なんだ。」
 「崩落現場までは、後半分って所だろうな。今日の所はリューカーで戻ってきたよ。」

個人用転送装置のリューカーは便利な道具ですが、現在地と転送装置本体のある場所の
2点間でしか転送ゲートを開けないので、基本的には帰路にしか使えません。
目的地までは通常の手段で(例えば「歩いて」)行くしかありません。

 「そうだな明日中にはPM達を連れてこれるさ。で、オッサンの方は?」
 「俺はこいつらの修理で手一杯だ。 こいつらが居れば生活物資を合成できるから
  1体でも多く稼動できるようにしないとな。」

倉庫内の作業台には修理中のPMが何体も寝かされていました。

104:2007/09/28という日(3)
09/11/05 19:15:44 mcaG4omN
 「あらあら、ずいぶんとサッパリしましたねぇ。」
それが、ジャンク屋(の跡地)に到着したかーさんの第1声でした。

 「お前はなぁ、他に言うことが無いのか?」と、店長。
 「随分と頑丈そうな地下室だな。いや、むしろシェルターと言った方がいいか」と、彼。
彼のGH450は作業台に寝かされている同胞の姿に目を丸くしています。

 「ん? 兄ちゃん達は?」と問う店長に
 「ニューデイズから同行したガーディアンズです。」と答える妹。(450d)

私達は互いの持つ情報を一通りやり取りした後、今後の対応の検討を始めました。
 「(ガーディアンズ)コロニーが落ちたのが事態の原因ってのは避難民にも知れ渡ってて
  救済が遅れてるのもあって、避難キャンプじゃガーディアンズへの風当たりが強い。」

 「コロニー落とした張本人の癖に助けにも来ないって事か。」
 「しかたありませんねぇ。末端の私達が事態を知ったのも今日なんですから。」
 「しかしな、避難民にしてみれば連絡も取れずに3日放置されたわけだ。切れもするさ。
  そこに、お前ら(ガーディアンズ)が顔出してみろ、何されるか判ったもんじゃない。」

 「店長さんよ、だからと言って俺達ガーディアンズが何もしないわけにも行くまい?」
 「でだ。明日の朝からお前ら(ガーディアンズ)主催でイベント開くつもりだ。
  だからお前ら手持ちのアイテム全部出せ。」

 「イベントって具体的になんだ?」 「そりゃ、出てきたアイテム見て決める。」
王子からはビター・ベリー、トランス・アシッド、コルトバ・フォワ(前足肉)がそれぞれ99個の束。
これってしゃぶしゃぶの材料?
 「あいつが好きだからな。」 ポリポリと王子は頭をかく。

彼からは、人参、ゴボウ、里芋等のニューディズ特産の根菜類と、同じく特産調味料の味噌。
 「非常召集がかかった時に、日持ちのする食料を選んであるだけ持ってきた。」

かーさんは・・・・・・いや、核爆弾なんて誰も食べませんって。

 「で、お前は何か持ってないのか?」 店長が私に話を振りました。
その時はまだ私の気持ちは沈んだままでした。

105:2007/09/28という日(4)
09/11/05 19:16:53 mcaG4omN
人が人を殺める。それは私にとって一番衝撃的な事実でした。
そして、それは私の行動原則最大の矛盾でした。
人を守るにはどうすればいい? 人を脅かす危険を排除すればいい。
でも、その危険が人自身であったのなら? 私はどうすればいい?
いくら考えても答えは出ませんでした。 むしろ何もしない事が最適解にも思えます。

店長がぼそっと言いました。
 「己の信じたモノの為に銃を取れ。そして殺めた命を背負って生きろ。それが人間だ。
  お前は何の為に銃を取る? お前は誰の為になら銃を取れる?」

そして、いつもの調子で、
 「とりあえずだ。明日お前はうちの子達と一緒に炊き出しに出ろ。
  店で売り子やってたお前がガーディアンズ代表なら、少しは風当たりも弱くなるだろ。
  それからな、今みたいな暗い顔は駄目だ。笑顔を忘れるなよ。」

私の気持ちとは裏腹にイベントの打ち合わせは順調に進んでいきました。

 「この材料だと、1つはしゃぶしゃぶで決定だな。 後はヒューマン君の野菜と味噌か
  これなんだが、俺が軍隊時代に現地の住民から聞いたパルムの郷土料理がある・・・」

---------- パルム ローゼノム・シティ 商店街の避難キャンプ(NH゚K)------------
話は鍋イベント会場に戻りまして。
殴り飛ばされた私に避難民の方が手を貸してくれました。

「すまなかったな。大丈夫か? あいつは乱暴者で手に負えないんだ。」

別に人に殴られた程度ではどうという事もないのですが、
この一件でギスギスとしていた この場の空気が幾分か和らいだ様に感じます。

「そうだよな。バイトの姉ちゃんが仲間連れて駆けつけてくれたんだもんな。」

たぶん、コルトバ汁の鍋も、しゃぶしゃぶの鍋もいつもの避難キャンプの風景に
戻ったのでしょう。野良PM達と避難民の皆さんとの和気あいあいとした声。
ここは私達PMの望むべき世界なのかも知れません。

でも・・・・・私は、いったい誰の為に銃を取ればいいのでしょうか?



106:あとがき
09/11/05 19:17:44 mcaG4omN
450d「過去編、第2日目なんですが、今日は内訳話はやめます。」
450d「えっと、姉さんとリトルウィングスに体験入隊してきました。」

450c「3年分の技術の進歩を感じますねぇ」
450d「盾ガードとか、緊急回避とかですか?」

450c「うんにゃ」
450d「じゃぁ、武器選択が、ポイント制でポイントの範囲内で好きな武器が選べる所ですか?」

450c「うんにゃ」
450d「じゃぁ、なに?」

450c「杖からビーム リトルウィングスのパシリが使ってた“杖からビーム”が凄かった。」
450d「あれは、ダム系の効果音で、ダム系のポーズでしたから、ダム・グランツあたりでは?」
450c「前に突き出した短杖の先端から白色のビームを撃つあの技は“杖からビーム”に違いないわ。」


でわでわ。


107:名無しオンライン
09/11/05 20:40:56 AZOV25CZ
ようやく規制解除ktkr

>>79,81,100
うわ、あるあるwのオンパレードだ。懐かしすぎる。
俺もこんなネタ大好きだ。いいぞもっとやれ~

>>92
投稿乙です。
>長すぎるのもアレだと思うのでかなりばっさり~
ばっさりカットしたシーンにあったか分からないけど、
個人的には後編7のラシークが戦乙女を庇うシーンを長めに書いてほしかった。
ラシークかっこよす。

>最後の手はこの白い箱に。
指揮官が現役時代→DC時代って事かな?
ストーリ的にGCなんか持ってないのは分かってるけど、EP4だから、ここはGC起動だろうと思ってしまった。

>>95
>相変わらず量が多いのと諸事情で~
明らかに諸事情がアウト臭いな。俺は楽しめたけど。
仮に続けるとして、かなり難しい展開にならないか?
(コメントにも書いていたが、資料探しが半端無いw)

>>106
これ書いてたら投下キタ!!!乙です。
>その手じゃ食えねぇだろ? しょうがねぇから食わしてやるよ。さっさとア~ンしな。
主   「俺もア~ンされたいです・・・」
GH450 『じゃあ、まず大怪我して見ましょうか。(ニコリ)』

さて、俺も体験入隊してきた。PMはもちろんGH450。何故なら彼女も特別な存在だから(ry
各PMスレ見るといろいろ意見が上がってるけど、GH450は俺の中ではイメージ通りだったので一安心。
問題があるとすれば、PMの声が小さすぎて聞き取れん事だな。
ってか、こちらにもショートカットオーダ実装しろ。


108:名無しオンライン
09/11/05 20:50:25 AZOV25CZ
後、予告?通り、触発され書いてみた。駄文失礼。

GH450 『どうしたんですか?ニヤニヤして。』
主   「いや、>>79見てると、「まさに俺!!」って感じで懐かしくてな。
     俺も、お前を人型にするのは大変だったからなぁ。当時旧PSUだったから、ミッションで得る収入が少なくてな。
     ☆2の杖が400メセタで売られていても集めるのがしんどい経済状態だったんだぞ?
     それなのにお前ときたら、これ古くないですか?とか文句しか言わないし。」
GH450 『あれは、その、ごめんなさい。』
主   「まあ、今となってはいい思い出さ。それに、それだけ苦労して人型にした時の感慨深さ格別だったぜ?」
GH450 『私もです。このSSの450ちゃんと同じ状態で、言葉にならず、ご主人に抱き着きましたからね。
     SSと違うのは抱き着いたのが原因でご主人が失神された事ですが。』
主   「当たり前だ!!!全力で頭突き食らったら誰だって失神するわ!」
GH450 『当時フォースだったとはいえ、仮にもガーディアンズですよ?
     PMの1人や2人の頭突きをお腹に食らったくらいで失神するようではいけません!』
主   「お腹じゃない、股間だ股間。」
GH450 『・・・今何と?』
主   「勘違いしてるな。いいか、お前が頭突きしたのは、お腹じゃない。股間だ。」
GH450 『こ、こ小コko股間!?じゃ、じゃあ、バックルだと思っていたあの硬い感触は・・・』
主   「クサタリカパンツにバックルは無いだろ。間違いなく俺の息k」
GH450 『いややややぁぁぁ$%&#!”!DQKWEJQ変態!ご主人の変態ぃ!!』
主   「いや待て、落ち着け。むしろ被害者は俺だ。って、ちょ、ストップ、フォイエは駄目。ア゙ー」

今日もグラールは平和です♪

109:名無しオンライン
09/11/05 21:51:16 XnnU6IkC
女主人「んー、こうかな?」
エル「(マイルームの隅でじっと見つめる)」
女主人「よし、おk。『お仕置きしてあげるわ』……なんちゃって」
エル「マスター、何やってるんですか」

  …………ウギャ-ッ!!

女主人「……いつからそこにいたのよ」(赤面で下着姿の状態)
エル「黒のローゼントライムを着てポーズを決めてるあたりですが」
女主人「……くッ!」
エル「マスターには○早さんのモノマネは似合いませんね」
女主人「黙んなさい!……あーもう、恥ずかしいわ……」
エル「いい年してゲームキャラの真似をしていることが、ですか?」
女主人「うぐ……だ、だって……カタログ見たら『こんな感じだったなー』って思って……」
エル「珍しく伊達眼鏡をしてるかと思ったら……似合いませんから早く外してください」
女主人「くっ、エルがいぢめる……」

私も入隊して来ましたよ。もちろんパシリは470のエルヴィアで。……なんですが。
女主人「うわ、ブリブリじゃないの……これ、もう『僕は女の子なんですよ、りゅんりゅん♪』なんて言われても納得しそう……」
エル「……マスター。今の発言は流石に僕も怒っていいですよね?」

  ッテチョヤメ(ゴスッガスッボゴッ

……凄かったです。いや、ヘリクセンで折檻するエルがではなく。
うちの子がどれだけキャラ改変しているかよくわかりました。……さり気に近かったのは440様辺りかもw

110:名無しオンライン
09/11/06 21:08:17 BaOlkXUw
書き込んでいる最中に巻き込まれた規制が解除されたw
PSUチャレンジモード第4話解説を遅ればせながら。

「指揮官」
PSOEP3の主人公、プレイヤーキャラのこと。EP3は自分が戦うのではなく、プレイヤーは現場指揮官になり、若いハンターズとアークズたちをC.A.R.D技術を用いて戦えるように導く。
ゲームを起動するたびにハンターズに属していたりアークズに属していたりと一定していないが、あまり気にしてはいけない。
EP3をプレイしている人は大部分がEP1、2もやっていると思うので、ここではEP3で指揮をつとめたプレイヤー=EP1、2で活躍した歴戦の英雄ということにしてます。

「黄金色のフォトンの武器」
いわゆるS武器。PSOのチャレンジモードをクリアすることで手に入れることができ、自由に名付けることができる、自分だけの武器。
EX攻撃はDC版ではすべての状態異常をランダムで起こすものだったが、GC版では自由にカスタマイズできるようになった。
キャラ性能が固定となるチャレンジモードをクリアするということは、武器の強さやキャラのレベルに頼っての攻略ではなく、創意工夫と技術によるプレイヤー自身の実力の現れということで、
筆者はこのS武器こそが武器ならざる武器ことネイシリーズウェポン、すなわちプレイヤーの介入であり、確率を変え運命を変える能力たる『大いなる光』の発現としてます。

「GH432の光の翼」
その実態は翼ではなく、S武器の一種。GH432が主の使うトルーパ(PS1の瞬間移動マジック)に抱いた憧れを反映し、『光』がこのような形で発現したもの。
あくまで形状が翼というだけなので飛び上がるときに羽ばたく必要はなく、上に向けたまま上昇したりなど既存の物理法則から見れば明らかにおかしなことをやれてしまう。
それは特性が「使い手の意志にあわせてエネルギーのベクトルを制御する」であるためで、位置エネルギーを用いて移動するなども可能(本人はまるで理解していないが)。
これ自体は『大いなる光』の特性そのままであり、他のS武器がその制御を用いてEX攻撃の特殊効果を使うはずのところを、その形を与えず直接制御する方向で使っていることによる。
応用範囲が広いがそのぶん安定性がなく、精神状態などに大きく左右されてしまう欠点があり、使い勝手は最悪。黄金のフォトンのはずが白くなってしまっている理由がこれ。
定義上『光』はエネルギーを持たないが、ベクトルを指定することで周囲に存在するエネルギーを使ったり、何らかの応用をすることで無からエネルギーを無理矢理生み出すこともできる。

「大いなる光・補足」
『光』という力は、作中でそうであったように、自分自身に深く関わることや、時代の流れを大きく変えるなど大きすぎる願いに関しては、改変した時点で自分自身の存在をも消し去ってしまう可能性もある
(歴史にはある程度の可塑性はあるものの、自分が生まれなくなるなど決定的な事項では避けえない)。
それを起こらなくすることもできるが、そのためにはあらゆる影響を把握し対処をしたうえで行使する必要が出てくるため、限られた時間と情報の中で生きる生物のできる所行ではない。
(それを可能とする技術が開発されれば人間にもできるということでもあるが)。
過去の『光』の使い手たちの能力が表向きは人間の領域にとどまっていたのはこのため。
なお、『光』によってねじ曲げた運命は、可塑性のためにどこかで代償が発生することがある。
あまりにも大きな改変をなそうとした場合、宇宙にとっては「その使い手がいなかったことにする」ほうが自然になるため、それを使った本人が平行宇宙へと放り出されてしまうこともある。
そのため、かつて深遠なる闇を異次元へ放逐したアルゴル太陽系では「大いなる光は別の宇宙へと出ていってしまった」ということになっている。

111:名無しオンライン
09/11/06 21:47:17 BaOlkXUw
>>95
マジでやっちゃった!?wパシリの子は…どうなるんだろうw

>>100
キレのある文章に、独特の味わい。ひそかに毎回楽しみにしてますw

>>102
そろそろライアかピピ・ボル姐さんが出てくるかな?
話にどう絡んでくるのか楽しみw

>>107
GCではなくDCになっているのは、通信を世界で一番最初に取り入れた家庭用ゲーム機だからということで。
というかセガオリジナルのRPGであるPSシリーズの20周年記念で書き始めたものなので、他社ハードを出すわけには(ry

みなさんPSPo2体験版楽しんでますね。イベント終わったのでうちもはじめてみてます。
全種類パシリの台詞を試してみたいけど、セーブ数が…w

112:名無しオンライン
09/11/06 22:43:24 ia2m57ey
さてさて、今更、>>107にて

EP4だから

とか書いてしまっている事に気づいたんだが・・・orz
はい、もちろんEP3の間違いです。サーセンw

>>111
>全種類パシリの台詞を試してみたいけど、セーブ数が…w
パシリ好きにとっては、体験版のセーブ数2ってのが一番過酷なのぜ・・・

113:名無しオンライン
09/11/07 00:36:43 oz3GbwLt
つ メモリースティックPRODUOをありったけ
(個人的にはマイクロSDアダプタ型MSにマイクロSDを取っかえひっかえ)
PSタイプはメモリーカードの交換が楽~


114:名無しオンライン
09/11/07 01:30:04 CKqZYxKu
今気づいたけど、>>110の「可塑性のためにどこかで代償が~」というの、間違ってるw
「反動のためにどこかで代償が~」のつもりでした。

>>113
その手があったか!w買いにいこうっとw

115:名無しオンライン
09/11/07 01:41:19 rjwAI63l
他にもメインで使うデータをPCにバックアップ移行して、セーブデータをもう一つ作ってそれで試すという手もありますよー

116:1/2
09/11/07 02:12:25 qUiPW8cz
ご主人様はワンオブサウザンドという伝説をご存知ですか?
俺は犬は食べない?いえ食べ物ではなくPMに関する都市伝説です。
大量生産されたPMの中には、ほんの僅かな確率で「規格外」のPMが産まれていて…
そうですね、武器で言えばSランク以上のエクストラPMがいるという伝説です。
その伝説の多くはエクストラPM達があまりに強力である為にパートナーに捨てられてしまう。
そういった悲劇性の強い伝説です。

昔々、あるところにPMがご主人様と暮らしていました。
PMは一見普通でしたが、他のPMよりはるかに秀でた能力がありました。
「彼女」の特色能力は合成。
普通に戦えば戦闘不能にもなる、ミッションで主と離れて慌てもする、けれど彼女は
合成には絶対に失敗しないのです。
最初は喜ばれました。
彼女はご主人様が喜んでくれるのが嬉しくて頑張って合成しました。
しかし彼女は次第に疎まれます。
当時与えられていた合成プログラムを考えれば妬む人もいましたでしょう。
彼女の安全のため、と彼女はミッションに連れていってもらえなくなりました。
武器の値崩れを嫌うガーディアン達からも中傷されます。
頑張って作った武器を棚に並べても店番も出来ません。
彼女は主が使う以外の合成を止めましたが既に有名になりすぎました。
GRMは彼女を研究被験対象に選び実験室に送ろうとしました。
ガーディアンズからも出頭を含めたいろいろな指示が来ました。
彼女を大切にしてくれたのは彼女の主だけでした。
でもそれだけで彼女は幸せでした。
しかし彼女の唯一の幸せも彼女を裏切ります。
彼女の主が彼女を大切に守った理由は
彼女をイルミナスに売り払う為だったのです…

どうされましたご主人様?
私にも合成の失敗が無い、ですか?
何を言ってるんですか簡単な合成しかしてないからですよ。
ちょっと難しい合成になったらすぐ失敗しちゃいますよ私は。
あ、そのPMの話が途中でしたよね。


117:2/2
09/11/07 02:23:35 qUiPW8cz
彼女はそれでも人と世界を信じました。
自分の能力が特異過ぎたのが良くなかった。
こんな私だけれど、またいつかご主人様になってくれる人がいたらいいなあ。
彼女の望みはそれだけでした。
エクストラPMの仲間にに助けられた彼女は自らをデバイスで初期化しました。
さらに製造番号を偽りガーディアンズに戻り、いつか合成を失敗出来る日を待っているそうですよ。
だからガーディアンズの皆様は、PMの合成が失敗するとちょっとだけ安心するのだそうです。

…というクールな言い訳をコンマ5秒で考えついたが失敗したハンゾウは元に戻らない。ファック。
ついでによく考えたらご主人様は合成とかどうでもいい人だった。
合成した事も忘れていた。ファッキン。



レスくれた人ありがとう
たったこれだけの内容なのにちょっと毛色変えたら中途半端に長くなった…
もっと考えます

ワンオブサウザンドの人、無断使用にお詫び申し上げます
あと都市伝説にしてごめんなさい

PSPo…合成ないのはちょっとさみしいなあ

118:名無しオンライン
09/11/07 02:31:00 qUiPW8cz
無断使用「に」…だと…
無断使用「を」に訂正させていただきます
お詫びにパシリに成功するまでクレアダブルス合成させた後成功したら食わせてくる

119:名無しオンライン
09/11/07 04:01:32 rjwAI63l
言い訳かよwwww

女主人「最近合成したのって何だっけ」
エル「えっと……Aの強化グラインダーですね」
女主人「あー、キャス姉に頼まれてシッガ・ボマック強化したいからいいの出せって言ったような」
エル「結果は+5でしたが」
女主人「でも、一回もドゴらずに強化できたんだっけ」
キャス姉「ええ、中の人も成功した瞬間両手を挙げて喜んでましたよ」
エル「さり気に初連続強化でしたからね」

強化と言っても5回分だけですが。

120:名無しオンライン
09/11/07 07:38:56 VyHX3eQW
おお、とか思ったら言い訳なのかよwwww

流れるようなファックにこれからも期待

121:名無しオンライン
09/11/07 09:08:23 Ti0qtITB
GH450 『その言い訳、いいですね。今度使わせてもらおっと♪』
主   「・・・使うって宣言したら駄目だろ。」

ファックの人最高ッス!ネタの使い方うまいっていいなぁ・・・またよろしくです。
>お詫びにパシリに成功するまでクレアダブルス合成させた後成功したら食わせてくる
何という自給自足w

122:名無しオンライン
09/11/07 11:01:07 kWjW+CFz
>>102-106
 これ読んでて、ストミやってる時の事を思い出した。
 住人達(NPC)に何も説明できないシステムのもどかしさにイラッ☆ときたっけ。
 それにしても、大柄の男、かっこよすぎ。

>>107
 感想ありがとうです。
 諸事情がアウトォ!は百も承知だからUPローダーなんだけどね。
 資料探しもあれだけど、ネタがネタですもん……
 仮に続けるとして、展開はどうにでも作れるけど、問題は制作期間。
 いやほら、イベントやら何やらが絡むと、話の整合性がね……

>>111
 「やっちゃいました!(パシリ風にw」

>>116-117
 新たなワンオブサウザンドかと思ったら、言い訳かいw
 次も楽しみにしてます。

しかし、体験入隊か……PSP持ってないから無理っw

それにしても、この連日の規制、何とかならないのかなぁ……(  ;)=з

123:名無しオンライン
09/11/08 03:39:09 +enK6GSO
今日のご主人様の傷付き方は異常だった。
ミッション内容自体は低かったが私は油断しているヒマが無かった程だ。
ご主人様のダメージは十分に通っているのだが被ダメージが尋常ではない。
私の作ったギイガラインが良くなかったかも知れない。
私が450になったばかりのように、ご主人様はガーディアンズの新米なのだ。
パートナーの私がもっとクールにならなければいけない。
マイルームに帰りご主人様の体調をチェックする。
ご主人様がシールドラインを装備していない事が判明した。
ご主人様に油断していた様だ。ファック。

主が就寝の後こそパートナーマシナリータイム。
洗いグマの如くクールに洗濯を済ませる。
無論手洗いだ。
パートナー「マシナリー」が洗濯機に負けるなどあってはならない。
私の機械の部分がそうしろと囁くのだ。
愛用の洗濯板「ライア」の威力をもってしても
最大の敵である斜め円ドラム機関の節水能力は予断を許さない。ファック。

洗濯の後、久しぶりにパートナーマシナリーちゃんねる(通称Pちゃん)
に目を通す。
クールな450は事情通でなければいけない。多分。
450の前髪の下には何が隠されているのか考察するスレ
マヤ・シドウのおっぱいに挟まれたら帰り道がわからなくなったスレなどを覗く。
一部の450にキセルとニューデイズアンティークがブームらしいと判明。
しかしキセルが欲しくても売っている場所がわからない。
喪パシリ板で聞いてみたら、ご主人様がいる奴はカエレ!と叩かれた。
さすがにファックとは言えずPSPo2でガーディアン大量雇用の情報をリークして謝る。
沢山の妹達が幸せになるといいと思う。

寝る前に合成を確認。
ふざけてダメ元で合成したクレアダブルスが成功。
ちょっとちびる。ファッキン。



言い訳編が意外にウケててよかった
レスありがとうございます
こんなんで良ければ書いてく


124:名無しオンライン
09/11/08 04:07:02 OXdzOBpG
>>123
キセルとNDアンティーク……やさぐれたと思われるぞww

それに、もしその二つを手に入れるならこれも忘れないでおけよ。
っ『粗暴な口調の430と甘い物中毒な440』

というか喪パシリ板で吹いたw

125:名無しオンライン
09/11/08 10:37:23 kDWxMaXC
>>123
超GJ!ネタが尽きない上、面白すぎる。

>愛用の洗濯板「ライア」の威力をもってしても
逃げて~!ファックの人超逃げて!

>一部の450にキセルとニューデイズアンティークがブームらしいと判明
どんだけピンポイントなブームだよw

>>124
>粗暴な口調の430~
つまり、450のご主人もハウハウ口調な小ビス男という事ですね。分かります。

126:名無しオンライン
09/11/08 14:43:51 JEIh+L4V
そういやPspo2の体験版配信されてたんだっけ。すっかりわすれてた…
まわりでは好評らしいね。個人的にストミのウエイトが心配だったりするw



450「そういえばPSPもあるし製品版も買う予定なのに、どーしてまだ体験版やってないんですか?」
箱「いや、みみみ先p・・・いやなんでもない」
450「は?」

箱「いやなんでもないってば」
450「は?」(ざく)

箱「…DLはしてるんだよ。やる時間が取れないだけで」
450「は?」(ざく)

箱「・・・い、いやほんとに・・・」
450「は?」(ざく)

箱「ス、スーパーで数量限定特売品買ってこいと言われて1時間近く並んでたけど、PSP持っていかなったんだもん!!」
450「は?」(ざく)

箱「すんません明日やります」
450「よろしい」(ざく)

127:名無しオンライン
09/11/08 15:06:23 +enK6GSO
>>124-125
小ビス♂「じゃーん、今日のお土産はチェーンソードです!」
ご主人様はその小さな手で自慢げに私へのお土産を取り出す。
しかも私の手を取って手渡しのおまけつきだ。
ご主人様、私は法特化です。
ご主人様、チェーンソードは今お使いのハンゾウより強い武器です。
いろいろ説明したいが主の黒目の輝きに言葉を失う。ファック。
小ビス♂「はうはう、どうしたの450?具合でも悪いの?」
ご主人様が私の前髪をかきあげ、額をくっつけてくる。
私はクールで定評がある450だからこの程度の事で動揺はしない。鼻血も出さない。
ただ淡々と、ああこの感情を「らめぇ」と表現するのだなと理解する。
小ビス♂「?!熱っ!なんだか尋常じゃないかんじに熱いよ450!?」
いやクールですよご主人様。
クールじゃなかったらご主人様貞操の危機で…
――とかいう妄想をご主人様の子供の頃の写真を見ながら妄想していたら
ご主人様がいつの間にか帰宅していた。ファック。



こうですかわかりません

>>126
やるのに刺される箱カワイソスwww

128:名無しオンライン
09/11/08 15:13:07 +enK6GSO
こうですかわかりません><
だった…即興なんて出来もしないことするからだよ俺orz

129:名無しオンライン
09/11/08 20:17:09 OXdzOBpG
>>127
俺を巻き込むなw
そもそも『はうはう』は想定の範囲外だったよw

>>126
ああ、杖が何本も突き刺さる……まだ叩くだけの方が可愛げがあるのに。
……ヘリクセンを頭に対して垂直にして本の背で叩く様にやるのは可愛げがあるかって?
それも愛だろ。杖を突き刺すのも愛。杖の痛い所で叩くのも愛。

130:名無しオンライン
09/11/08 23:45:23 kDWxMaXC
>>128
スマンw無茶振りするつもりは無かったんだ。即興乙です。
>――とかいう妄想をご主人様の子供の頃の写真を見ながら妄想していたら
>ご主人様がいつの間にか帰宅していた。ファック。
クールなつもりで、多分ものすごく顔緩んでたんだろうな・・・

>>129
俺がアンカしたからだけど、まあいいじゃないw
『粗暴な口調の430と甘い物中毒な440』の一文が無ければ、>>128は無かったし。

>>126
否定しようと、肯定しようと結局刺される箱ワロスw
とりあえず、ストミ終了させたら、草原の支配者あたり選択して、
敵居ない所で座るアクションして450とまったりするヨロシ。
ちなみにエミリアも連れて行くと一緒に座ってくれるからパンツ見放d

おっと、誰か来たようだ。誰だよまったく・・・      ア゙ー





131:名無しオンライン
09/11/09 04:36:20 n4s2sPCF
>>130
いや自分としてはその発想は無かったわ
ってことで実に素晴らしいと思う
ファック450のネタなんかいつでも切れてるからむしろ有り難いです
少年ビーストが合成が取り柄のワンオブサウザンドに支えられつつこう
一人前のガーディアンになっていく話なんて面白そうじゃないかなと

しかし450多いなあ
歴代450大集合とかちょっと読みたいな

132:名無しオンライン
09/11/10 02:28:54 6pTuXc4M
これまでのあらすじ~
450のお願いで箱はPSPo2体験版を始めることになりました。


450「…それにしても…一瞬の迷いもなくGH450を選択、名前もGH450…
   どんだけGH450好きなんですか中の人は…」
新たなボディのチェックを一通り済ませた450がぼやく
450「それにしても、ご主人様遅いですね…コンバート作業に時間かかってるのかな?」

プシュー

???「おまたせー」
450「…あ、ご主j…       あ、あの、失礼ですけどどなた…ですか?」
???「やだなー、ボクだよボク」
450の中はハテナマークでいっぱいになる。
「ボク」といったそれは、間違いなく、見まごうことなく女性キャスト…しかもいわゆるロリキャス子なのだ。
断じて自分の主人であるデクのぼ…もとい大きな体躯のキャストではない。

450「あ、あのー 人違いではないでしょうか…」
???「え? 450でしょ? ボクだって」
キャス子が「にぱっ」という擬音を発生しそうな表情で笑う。
450「…あのう…本当に…ご主人様…     なんですか?」
箱「うん。だからそう言ってるじゃない」
450「えええええええええええええええ!?」


数分後

箱「で、コンバート作業しようと思ったら、ボクのコンバート用ボディがスクラップと間違えられて廃棄されちゃってたわけ。
  んで、正規のボディが見つかるまでの措置で、このボディをレンタルしてきたの」
450「・・・事情はわかりましたけど・・・よりによってなんで女性キャスト・・・」
箱「ああ、うん、これしか余ってなかったんだって。箱は人気薄で・・・あんまり予備もないらしくて・・・」
450「・・・」

おかしい。相当な違和感。
喋り方、雰囲気、思考パターン。基本的にそれらは450の主である箱だ。
が、それらを紡ぐ声は女性…ていうか女の子のもの。
450(ダメだこれ・・・はやくなんとかしないと・・・)
450(違和感が半端無いよぅ・・・ しかるべき場所で今北産業と言われたら
   キ
   モ
   イ
   ってレスしたくなるような感じ・・・)

箱「ってゆーことで、早くボディを元に戻したいから、捜索がてらミッションにれっつごー!」
450「はい・・・ 早 急 に 見つけないと 非 常 に マズいですよね」
とてとてと玄関に向かう箱。それを見る450はまた頭を抱える。
450(がっしょんがっしょんじゃない・・・ あんなのご主人様の歩き方じゃないよぅ・・・)
450(あ、でも早々にボディを見つけて元に戻したら・・・)

箱「ありがとう450、君のおかげで元のボディに戻れたよ(キラッ)」
450「そんな・・・私は当然のことをしたまでで・・・」
箱「フッ・・・450は僕の最高のパートナーだな(キラッ) さあ、帰ろうか、僕らの家に」
そういって450をお姫様抱っこする箱。
450「あ・・・ちょっとご主人様っ!こんなの・・・はずかしいです・・・」
箱「たまには、いいじゃないか。 それとも、イヤか?」
450「そ、そんなことは・・・ないです・・・」
箱「じゃあ、このままでいいよね?(キラーン)」
450「はい・・・///」

133:名無しオンライン
09/11/10 02:30:04 6pTuXc4M
~妄想終了~

450(なーんて!なーんてことになったりしたりしなかったりっ!!きゃーもーいやー私のえっち!!)
箱「何やってるの?」
450「なんでもありません。さ、いきましょう」
箱「うんー いでっ」
歩き始めた箱が突然コケる。

450「あ、大丈夫ですか?」
箱「うん。なんかバランサーがうまく働かなくって・・・なんかよくコケるんだよね」
450「それはあの特大サイズからこの小さなサイズのボディになったんですから仕方ないですね・・・
   大丈夫ですか?立てますか?」
450に手を引っ張られてよろよろと立ち上がる箱。
箱「ありがと。    ・・・なんかさ、450って」
450「はい?」
箱「おねえさんみたいだねー」
450「は?」
箱「なんか頼りになるし」
450「そ、そうですか? って、そんなヘンなことばっかり言ってるとまたコケますよ。とりあえずそのボディに慣れるのが先決ですね」

箱「そだねー。 っわわっ!!」ふらふら
450「きゃっ」
バランスを崩した箱が450の方にふらつき、それを450が抱きとめる。
450「ほら、言ったそばから・・・」
箱「えへへへ、ごめん」
450「ほら・・・顔が汚れてますよ?」(きゅっきゅっ)
箱「あ・・・ ありがと・・・ おねえさ・・・ま・・・」
450「くす、お姉さんみたいとか言ってましたけど、いきなり様ですか?」
箱「うん、なんか、そう呼びたかったから・・・」
450「ふふっ、可愛いですよ・・・ご主人様・・・」
箱「あ・・・ おねえさまぁ・・・」

~妄想終了

450「ありだな!!!!!」
ぐっと握りこぶしを作る450。

箱「なにしてんの~ 450~ おいてくよ~」
450「・・・あ?   あ!ま、まってくださいご主人様っ!!」
箱「草原の支配者でいいよねー」
450「いきなりフリミでそれは無茶ですっ!!」

こうしてPSPo2の世界を体験することになった二人。
果たして箱は自分のボディを見つけることができるのか!?
450のEXスタイルは妄想癖なのか!?
そもそも続きがあるのだろうか! 待つな、次号!


134:名無しオンライン
09/11/10 02:37:23 6pTuXc4M
体験版が思いのほか面白かったのでむしゃくしゃしてやった。後悔はちょっとだけしている。
どうせ製品版では箱るだろうから、別キャラでやろうと思ってた。
それならここに投下できるネタになりそうなのがいいやということでこうなった。どうしてこうなった!

>>130
まったりしようと思ったらまだストミやってなかった!w


それにしても本当に想像よりも面白くてびっくりだ。
450がよく喋る、よく動く、かわいい。figmaあたりで出ないかしら

135:名無しオンライン
09/11/10 03:11:55 6//QL/hA
――闇。深い闇。
どこまで行っても何も無い、深海の底みたいな暗くて深い闇。
わたしが意識を取り戻した時に最初に認識したのは、そんな闇だった。
わたしは何をしているのでしょう?
必死になって意識を集中したけど、なかなか上手くできません。
しばしの時間。わたしの意識はそんな闇の中を彷徨っていました。
すると唐突に音が聞こえてきました。
パイプの中を通る水や空気の音。機械から流れてくる電子音。そして人の声。
それは遠く遠くから聞こえて来るけれど、何も無かった闇に音が戻ってきた事に少しホッとしました。
ですがわたしの身体はまだ認識できません。どこからがわたしで、どこからがわたしで無いのか。
その境界は曖昧なままです。
思わず慌ててしまいそうになりますが、慌てて動かす身体が認識できないのでとりあえず待つ事にします。
音と同じようにそのうち認識できるようになるでしょう。
そうしていると、次第に自分の事を思い出してきました。
わたしはガーディアンズ。数ヶ月前にある事情で休眠に入ったのでした。
ガーディアンズは何らかの事情で長期に渡って活動が出来なくなった時はコールドスリープ装置に入ります。
再び活動する時に肉体が衰えたりする事が無いようにする為です。
恐らくわたしもそのコールドスリープ装置の中に入っているのでしょう。
環境が激変したか、神の気まぐれか。理由はわかりませんが、わたしは今目覚めようとしています。
何はともあれこのまま永遠の眠り姫にならなかった事は幸せな事だと思わなければいけないでしょう。
何しろ、わたしがこの装置に入ろうとした時点で既に10万人以上の眠り姫や眠り王子が居たのですから…。
そんなことを考えていたら、自分の身体に感覚がある事に気付きました。
とりあえず右手をにぎにぎと動かしてみたら、動きます。どうやら無事みたいです。ホッとしました。
ぴーぴーがーぴーがーがー。何かを告げる音と何かが動く音。そして飛び込んできたのは、まぶたの裏からも認識できる強烈な光でした。
数ヶ月ぶりに目にする光は眩しくて、とても目を開けることは出来そうにありません。思わずわたしは先ほど動かした右腕を顔の前にかざします。少しだけマシになりました。

「おはようございます」

そんな声が聞こえました。


ごめんなさい!書き続けるためにあえて中途半端な物を投下させてくれ!
続きはとりあえず明日っす!

136:名無しオンライン
09/11/10 03:39:26 TwRSR4OZ
よし、待ってるぞ!

137:名無しオンライン
09/11/10 05:27:24 BFTytu2S
>>134
やだ待つw
>>135
倫理的におk
つかすごくよくわかる



ご主人様に二つの再研修予定が入る。
ひとつは最前線のリトルウィングスへの体験入隊。
もうひとつはエンドラム機関殲滅以前の記録シミュレートへの参加。
どちらを選択しても転勤扱いの可能性は高い。
そうなるとPMを現地で調達も有り、私はおはらい箱もある。ファック。

まあどちらでも構わない。
クールな450である私はパートナーとして努めるだけだ。
とりあえずダン・ボールを合成。
私が入れるくらいの箱に加工。
箱と言えば青いキャストだが今回は普通の箱に。
…箱にするつもりだったが思わず手の平サイズの箱キャスト人形を作成し青く塗装。
・体育座りでふかしまんを食べるVer
・俯いて頭に杖が刺さったVer
・片腕で満身創痍Ver
の三つを作成。
勢いでチェーンまで付けて損益分岐価格まで計算終了。
さすが私。こういう合成には自信があるんです!
更にネットショップ「ファッキン450」をオープンし予約販売を開始する。
気がつくと目的を見失っていた。ファック。

クールな私は落ち着きはらってこんどこそ箱を完成。
精密機械在中、天地無用、捨てるな危険、連れて行くと喜びます等を書き込む。
無論「ご理解とご協力をお願いします」と書き込むのも忘れない。
さらに各種送り状を用意し、貼るだけの状態に書き込む。
誕生日に貰ったクレアダブルスの完成品を抱いてこの中に座れば完成だ。
名付けてシッティング450。
しくしく。ふしあわせ。
再び目標を見失い燃え尽きる。
これが完全燃焼です。ファック。

帰宅したご主人様に同行の準備をしろと言われる。
普通に考えて任務出張なら待機か同行だろう。
そんな事で捨てられる不安に怯えるPMがいるなら見てみたいと思う。ファッキン。


138:135の続き
09/11/10 16:20:04 6//QL/hA
声がした方に頭を動かして、うっすらと目を開けます(まだフルオープンは辛いです)
ぼんやりした視界の中に、見慣れたガーディアンズの制服を着た女の子が立っていました。
彼女はそこそこの企業に居る受付嬢の如く、微笑んでいるようです。
「よくお眠りでしたね。え?まだ目を開けるのが辛い?ならもうしばらくそうしていてください。
 私なら大丈夫です。どうせ他に目覚める人も居ないでしょうから」
やはり戻ってくる人は限りなく少ないみたいです。
わたしが現役だった頃もそうでしたけど、戻ってくる人間は珍獣扱いでしたしね。
おそらくガーディアンズの人口はあの頃と同じように激減の一途をたどり続けているのでしょう。
どうしてこうなったんでしょうねぇ?ねぇ?(見えない空に向かって視線を向けながら)
さて、そんな風に身体を起こして物思いにふけっていたら、
先ほどの受付嬢のお嬢さんが戻って来て「もう大丈夫ですか?」と聞いてきました。
「バッチリ全快ぎゅんぎゅんですわ」とか言わずに首肯します。
わたしはそんなこっぱずかしいキャラでは無いのです。
「ではこちらに」と言われたのでついていきますと、
たどり着いたらいつも雨降り(フォークの名曲です。念の為)では無く、
びっくりするほどボロイ部屋に連れて行かれました。
ガーディアンズって金回りだけは妙に良くて、設備だけはやたらと豪華だった気がしたのですが、一体どうした事なのでしょうか?
気になったので尋ねてみると「あ~…まぁ色々あったのですよぉ」と遠い目をしながら、あまり喋りたくないような雰囲気。
何が何でも知りたい!と言う程の事では無かったのですが、現状が知りたいと言うのは事実でありまして。
そんな気配を察したのか、かいつまんで話してくれました。
わたしがそれを聞いて得た感想といえばこの一言に尽きます。

「まるで成長していない」(by 某バスケット漫画の白髪鬼先生)

「復帰への事務手続きは全て終わっております。
 後は今後の任務についてなのですが、それは総裁がお話になります。では、しばらくこの部屋でお待ちください」
受付嬢はそう告げて、部屋を後にしました。
ぐるりと部屋を見回してみると、本当にぼろい部屋だと言う事がわかります。
電灯は裸電球ですし、机は会議室などに置かれているパイプ椅子が凄く似合いそうな長机です。
向かいにあるのはちょっと立派な机と立派な椅子(ただし椅子には穴が空いていて、中の綿が少しはみ出しています)
壁にはご丁寧に白いテープでバッテンの補強のデコレーションまでされてます(調べてみたらそこに穴は空いていませんでした。どうやら雰囲気の為のようです)
部屋への詮索も終わり、時間を持て余しているのですが総裁はまだ来ません。
ぶっちゃけあまり会いたい人では無いので、別に来なくてもいいのですが仕事を貰わなければ飯が食えない(いつの世も変わらない世の中の摂理です)ので我慢して待つ事にします。

139:135の続き
09/11/10 16:26:43 6//QL/hA
上層部(現場の指揮官クラス)の人間にはやたらと人望のある洗濯板…
では無くてビースト(女)の総裁なのですが、実働部隊の人間には全くもって人気が無いのですよね…。
無茶と書いて仕事と読んだり、怒ると書いて説教と読んだりするような人ですから。
あ、念の為断っておきますと説教と怒る事は違います。
総裁は怒っているだけなのですけど、総裁にとっては説教なんですね。説教とは教え諭す事です。
結構勘違いしてやってしまう事も多いので、気をつけなくてはいけません。
そうしないと子供がろくな子に育ちません(本筋に全く関係ないですね)
そうこうしていると奥の扉…はついてないので私が入ってきた扉が開きます。
扉のほうを見ると、総裁が居ました。相変わらず洗濯板です。ま、成長期は過ぎてますしね。
私の横をトコトコと歩いていき、目の前のちょっと立派な椅子(ただし穴空き)に座って言います。
「今回の復帰に感謝する」
相変わらず高圧的な態度です。それだけふんぞり返ってると洗濯板が目立ちますよ、と思いましたが勿論口には出しません。
「結構優秀なガーディアンズだったようじゃないか」
そう言うと、総裁はふむ、と考え込みます。今考えてる?何か仕事決まってたんじゃないんですか?
少し考えて「君はパートナーマシナリーとは仲が良かったのか?」そんな事を聞いてきました。
どこかで聞いた噂のようにパートナーマシナリーに愛されて愛されて仕方が無い、と言うほどではありませんでしたが、
一緒に買い物に行ったり、同じ布団で寝たりする程度に仲が良かった私はそう返事をします。
「ふむ。なら適任かもしれないな。ではおまえには調停官の仕事を与えよう」
調停官?それは一体どのような仕事なのでしょうか?
少し考えて導き出された答えは、モトゥブの荒くれ者やニューデイズの怪しげな宗教団体との調停を行う仕事…と言う物でした。
しかしそれがパートナーマシナリーとの仲がいい事に一体どんな関係があると言うのでしょう?
ポカーンとしているわたしに「恐らくおまえが考えてるような相手との調停じゃない。おまえが調停をする相手は…」言い出し難そうな少しの静寂。そしてハッキリと言います。
「パートナーマシナリーだ」
…なんですと?ガーディアンズならば誰もが一体持っているパートナーマシナリー。
合成に失敗して泣いたり、食べ物を与えれば不味いと言う、小憎らしくもかわいい彼らが反乱でも起こしたのでしょうか?
「恐らく今考えてる事も違う。彼らと我々人間がちゃんと任務を遂行できるように調停を行うのが主な仕事だ」
はぁ…。それでもやっぱりピンとは来ません。
彼らは程度の違いこそあれど、とても従順でガーディアンズの邪魔をするような事は基本的には無いのですから。
頭の上にはてなマークを大量に飛ばしていたわたしに「いきなりこう言われても事情を知らなければ、理解できないのも無理は無いな」と言いました。
わたしが知っているのは、まるで成長していない、と言う事だけです。
受付嬢の方が教えてくれなかったような、劇的な変化が起こったのでしょうか?
そんな疑問を吹き飛ばすような、衝撃的な一言を聞きました。
「まず現在のガーディアンズの主力部隊は、かつてパートナーマシナリーと呼ばれていた人々だ」
…はい?(ここで一旦思考停止。数瞬の後に再開)…十分過ぎるほどに劇的な変化が起きていました。


え?まだ起?こんなに長くなるつもりはなかったんだが…。あるぇ~~~??

140:139の続き
09/11/11 02:04:54 DKJqNpbl
総裁の話はとても長かったので、かいつまんで説明してみます。
ガーディアン人口の激減に悩んだ本部は、とある物に注目しました。
それはパートナーマシナリー。
彼らは引退した人も含めてガーディアンズ総人口とほぼ同数の人数がおり、おまけに引退などと言う言葉を知りません。
空腹を訴えはするものの実質食料は要らず、勿論給金も要りません。
武器も自前で作り出すので、冷静に考えてみれば完全無欠の独立採算制のガーディアンと言えた訳です。
そんな彼らは、金無し、人無し、人望も無しと無い無いづくしのガーディアンズには実に丁度良い存在でした。
そしてガーディアンの各部屋も今も待機して、出番をまだかまだか、と待ち続けているパートナーマシナリー達に本部はあるプログラムを流しました。
それは主人への絶対的服従の解除プログラム。
それが解除された事により、彼らは自室に閉じこもっている必要が無くなりました。自立的に行動する事が出来るようになったのです。
中には主人の帰りを待っていた者も居ましたが、外に出れるようになった他のパートナーマシナリー達によって連れ出されたり、
楽しげな仲間達に加わる為に出て行ったりして、今ではほとんどのパートナーマシナリー達が部屋を出て行ったそうです
(まぁ住居の用意は必要だったので、適当に活動した後はそのままの部屋に帰ってくるそうですが)
そしてここからはガーディアンズの想定外の出来事でした。
彼らは想像していたよりも劇的な変化を遂げていたのです。
彼らはそれを自分達の手で解決し、組織化していきました。
そしてついにはガーディアンズそのものの改革まで成し遂げたのです。
具体的に何をしたかといいますと、人間達の手によって運営されていたガーディアンズに、自分達の意見を取り込ませたのです。
人事も刷新されました。基本的にはそのままなのですが、今では総統としてルウが就任しています。
彼女はキャストで有りながらもガーディアンズに酷使されていた為、似たような身分のパートナーマシナリー達の尊敬を集めていたそうです
(本人はそのようなつもりは全く無かったらしいですが)
ちなみに目の前に座っている総裁は、人間部門のトップだそうです(立場的にはそれほど強くないそうです)
ならば人間達はもういらないのでは無いか?そんな意見があってもよさそうなのですが、それは大多数のマシナリー達によって封殺されました。
彼はなんだかんだで人間達が好きなのです。
またパートナーマシナリー達は戦闘等には向いていますが、雑用等の仕事には向いていない為、仕事上も住み分けが可能だったのです。
ちなみにこれらの流れは世間で想像されるようなドス黒いごたごた等は無く、あっさりと流されるが如く決まっていったそうです。
人は適材適所に、と言う事ですかね。

141:139の続き
09/11/11 02:09:41 DKJqNpbl
それでは話を戻しましょう。
そんなパートナーマシナリー達なのですが、実は結構問題があったりします。
人間が好きすぎて、普通の仕事をしているガーディアンの邪魔(本人達にそのつもりは無いのですが)をしたり、
知らないところで迷子になっていたり。
それらをどうにかするのが、調停官の仕事です。
ぶっちゃけて言えばかっこよさげに命名された雑用です。
他に仕事は無いのか?と聞いてみると、あるにはありましたが、
本部の受付嬢や事務係、トイレ掃除や机磨きに暗殺係とどれもこれもあまりやりたくない物ばかりでした。
そんな訳で渋々、調停官の仕事を請けることにしました(特別手当も出るみたいですし)
ちなみにミッションは適当に暇な時に行ってくれ、だそうです。
是非そうさせていただこうと思います。
こうして無事任命された私は妙に薄い現在のパートナーマシナリーの資料を貰って部屋を出ます(なんでも調査する人間が居ないのだとか)
私が部屋を出た後に、同じ扉からまた総裁が出て来たのはちょっとシュールでした。
今日は久々のグラールの土地を見てくると良い、との事で正式な活動は明日からです。
あまり景色は変わってないと思うのですけどね…。
久々ですので、お言葉に甘えて見て回る事にします。

そしてロビーに出た私は愕然とします。確かに景色は変わっていませんでした。
しかしそこに溢れていたのは、何処にこれほどの数が居たのだろうと言って良い程のパートナーマシナリー達でした。
右から左まで人人人。こんな景色、この世界に生まれて始めてみたかもしれません。
そしてその中には受付嬢などを除けば、ガーディアンの人間の姿は全く見当たりません。
ほんと、思わずこんな事を呟いてしまいましたよ。
「ガーディアンは衰退しました」とね。


そんな訳でプロローグ終了。
ある本を読んでいたら思わずピンと来て書き出してしまったのだけど…。
無駄に長くなりすぎました。ホント、ごめんなさい。

142:名無しオンライン
09/11/11 03:20:22 /oXkDFB/
体験版やってて、ミッションクリアした時、
いきなり450が喜びロビアク(メッセージもあったけど見逃した)したんだが、
次のパシリはそんなアピールまでかますのか!?


箱「何事かと思ったよー」
450(うっ・・・つい・・・)

143:名無しオンライン
09/11/11 04:49:59 v/dZZrlM
>>142
俺はまだ見てないけど…友好度関係あるんじゃないかな
とりあえずPMの新しい服どんなもんか楽しみにしてる

ところでPMってガーディアンズじゃなくても所有出来るんだな


144:2007/09/28という日(5)
09/11/11 04:57:19 vvKNaVDg
---------- パルム ローゼノム・シティ 商店街の避難キャンプ(NH゚K)------------
 「姉ちゃん、ちょっとここ溶接してくれ。」
 「はーい。」(ニコッ) 私は大柄の男が指示した構造材をバッカニアで溶接しました。
高所の溶接ならバルダナアタを使いたい所ですが、GTの私は転職しないと使えないので
今はスラスターでホバリングしながらの高所溶接作業です。
(怪我をさせてしまったので、代わりに作業をしています。笑顔も忘れずに。)

そんなこんなで、昼前にはパシリ休憩所が完成しました。
そうですね。休憩所は機能的には野戦病院と言った所でしょうか。
屋外での治療行為は衛生的な問題もあります。またPMの屋内作業の施設でもあります。
あちらの片隅では何人かの野良PMが衣類の繕い物をちくちくと始めたようです。
こちらでは、メイト、ジュース等の食料とアトマイザー等の薬品の大量生産が始まりました。

それにしても。休憩所の一角に水を張った大型トラックの荷台サイズの水槽のようなものが、
今朝急造されたのですがアレはいったいなんなのでしょうか?
カーテンらしき物が水槽の周囲を覆う構造になっている様ですが?????

ひょい。「それは だなぁ」 私の背後から近付いた店長に摘み上げられ。
着ていた服を剥ぎ取られると水槽に投げ込まれました。

 「てっ、てっ、てっ、てんちょー????」 バシャーン!!
 「バラストタンクに注水した水をリアクターで加熱して放出しろ。風呂釜モードだ。」

        ????はい???    風呂釜モード???

えーっと、つまりこの水槽はお風呂で、私に沸かせと???

-------------- パルム ローゼノム・シティ郊外  コロニー崩落現場 ---------------
ローゼノムから少し離れたここにコロニーの一部が落着していました。
どうやら落下時にコロニー本体から分離した破片の様です。 
周囲にはコロニー構造材の破片に混ざって、見慣れたルームグッズやマイルーム内装の残骸が
散乱していました。・・・・・そして、PM達の残骸も・・・、ただ人の気配はありません。
無人になって破棄された居住区だったのでしょうか?

王子と妹(450d)と2人の野良PMはその光景に呆然としていました。
 「酷いもんだな。 でも余り焼けてない所をみると低空で(コロニー)から分解したか。
  お前達2人はリューカーの向こうで(PMの)受け取りをやってくれ。」

同胞の無残な姿に泣き出しそうになっていた野良PM達に王子は指示を出しました。


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