08/08/09 19:19:25
『「そういえば―きみこそなんでこんなところにいるんだ？」』ふとキラは思い出してたずねた。
「オーブの子じゃなかったの？それとももともとこっちの方の人だったわけ？」「えっ！？…えー…」
カガリは困ったような顔でそっぽを向いた。』
バルトフェルドに町を焼かれた砂漠の民、失言したムウに
『「あいつは卑怯な臆病者だ！我々が留守の町を焼いて、それで勝ったつもりか！？我々は
いつだって勇敢に戦ってきた！昨日だって“バクゥ”を倒したんだ！」彼女は激高し、わめいた。
周囲のレジスタンスたちも、それに賛同するようにムウを軽蔑の目で見る。こころなしか、ナタルの目まで冷たい。
「―だから臆病で卑怯なあいつはこんなやり方で仕返しするしかないんだ！何が『砂漠の虎』だ！」
(中略）だか彼女らの中ではすでに「“バクゥ”を倒した」という事実が一人歩きをはじめていた。』
（その後、無謀にもバルトフェルト陣営に仕返しに行こうとするゲリラ）
『「私も行く！」続けて飛び乗ろうとしたカガリは、猫の子のように払い落とされる。「お前は残れ」
その言葉だけを残して、バギーが走り去る。カガリは彼の言葉の意味を考えもせず、「サイーブ！」と恨めしげな視線を送った。
その彼女の前にアフメドの車が停まる。「乗れ！」すでに後部座席には、いつも影のようにつき従う大男の姿がある。カガリの顔が、
ぱっと明るくなり、彼女は喜び勇んでバギーに飛び乗ると、仲間たちのあとを追った』
このあとレジスタンス（ゲリラとは書かれていない）が暴挙とか呆れた（ムウ）とかちょい否定的に書かれてる
本編ではどうだったか忘れたが、アフメドとカガリが乗っていたバギーに攻撃されて、
『「―飛び降りろ！」言うが早いが助手席のカガリをかかえ、高速で走るバギーからキサカは勢いよく身を躍らせる。
「え……！？」アフメドはその理由が分からず、逡巡する。―そのわずかな間が、命運を分けた』
アフメド、見捨てられて死亡