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麻生首相はメディアの攻撃の犠牲者となった
2009年2月20日 ストレーツ・タイムズ Kwan Weng Kin記者
日本の総理大臣、麻生太郎氏は、漢字を正しく読めない、ただのマンガ愛好家なのだろうか。
それとも英語を話すことができ、経済の知識がある数少ない政治家の一人なのだろうか。もし
多くの日本人が、麻生氏についての知識をすべてテレビから得ているとしたら、自分たちの
総理大臣をかなり低く評価していることだろう。
麻生首相は明らかに、4つある日本の民放TVネットワークの犠牲になっている。これらの民放
は政治の話題を、何か別な形態の番組と区別せずに扱っているように見える。つまりテーマが
面白おかしくなければならないような種類の番組と、そうではない番組ということである。
4つの民放にとっては、麻生首相のマンガ依存症を攻撃することから始まり、5つ星ホテルの会
員制バーで息抜きをする日課をあざ笑うことまで、すべてが格好の攻撃対象である。
このようなレポートは、単調になりがちな政治ニュースを盛り上げるために添え物として時々報じ
られる分には、多分それほどの害はない。
しかし、一人の政治家を過小評価することを目論んで、一日中際限なく、早朝5時半から深夜か
なり遅くまで終わることなくこのようなレポートをニュースショーで取り上げたとしたら、政治家は
破滅させられる。
人気のあるニュースショーの司会者たちが、報道のプロではないという点も注目される。
ニュースショーである「報道ステーション」の司会者である古舘伊知郎氏はプロレスの実況アナと
してキャリアを積んできた。彼は今日の政治の話題に関して論じる際、頻繁に無知を露呈する。