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皇太子さま ハノイで杉さん支援の学校を視察
2月10日20時12分配信 毎日新聞
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演奏後、皇太子さま（中央）と杉さん（右端）に激励されるニャットさん
＝ベトナム・ハノイのグエン・ディン・チュウ小中学校で２００９年２月１０日、真鍋光之撮影
【ハノイ真鍋光之】
皇太子さまは１０日、盲学校を併設するグエン・ディン・チュウ小中学校を視察した。
同校には１００人以上の視覚障害の生徒が在籍し、
約１０００人の健常者と同じクラス、カリキュラムで授業を受けている。
皇太子さまは、同校に長年資金などの援助をしている日ベトナム特別大使で俳優の
杉良太郎さん（６４）の案内を受けた。
視覚障害の生徒９人が伝統楽器の一弦琴や十六弦琴などを使い、
ベトナムの童謡「美しい竹」と、日本の童謡「さくら」「荒城の月」を演奏。
男女２人の生徒が杉さんと伍代夏子さんが歌う「エンゼル－天使を見つけた」を熱唱した。
観賞後、皇太子さまはステージに上がって生徒一人一人に声をかけ
「素晴らしい演奏でした。再会できてうれしいです」とねぎらった。
生徒らは昨年９月、東京・代々木公園で開かれた「ベトナムフェスティバル」に参加し、皇太子さまの前で演奏している。
一弦琴を６年間演奏しているというニャットさん（１６）は「昨年、日本に行って自信がついた。
将来は大学で音楽を勉強し、ここに戻って子どもたちに音楽を教えたい」と話した。
ブイさん（１６）は「一生懸命勉強して、将来は人のために役立つ仕事をしたい」と語った。
最終更新:2月10日20時12分