09/01/14 12:28:01 HntwysEw0
995 可愛い奥様 sage New! 2007/04/21(土) 23:58:17 ID:C+8kHnOh0
『国家なる幻影~わが政治への反回想~(上)』著者:石原慎太郎
議員になってからもう一つ、政治家としての、これはテレビでの発言が元になって思いがけぬ脅迫にあった。
朝鮮半島問題について語った折に、こうした国との友好はその場限りで不可能だし、彼らが日本に何かを
望むならばまずすみやかに日本を敵国視することをいわば国是としているような異常な状態を改めるべきだ
といったらたちまち日本在住の北朝鮮人たちから抗議が殺到し、ある日突然逗子の家に彼らの代表なる
男たちが約束もなしに押しかけてきた。
居留守を使うのも姑息だし、家に上げるつもりもなく、玄関から出て門内の前庭で会った。
彼らの抗議は激しいというよりいかにも口汚く、中の一人がちょうど玄関先の庭で三輪車を漕いで
遊んでいた、今は代議士になった長男を指さして、「お前が謝らなければ、そこにいる息子を殺して
やるから覚悟しろ」 とまでいった。
そう聞いた途端私もかっと来て、「お前さんたちがもしそんなことをしたら、この俺に投票してくれた
三百万あまりの日本人たちだけでなく、多分ほとんどの日本国民が貴様らを許さないだろう。
いや、本気でそういうなら今ここでそうしてみろ。誰かが息子に指一本かけただけで、即座に
警察を呼んでぶちこんでやる。するならしてみろ」本気でいったら中に一人冷静な男がいて
私にはわからぬ言葉で周りをとりなしていた。
「俺はあくまで事実をいっただけのことで、それが違うというなら違うという事実を見せて抗議したらどうだ」
いったら相手が話をそらせて過去の日本の植民地支配がどうのこうのというから、「そんな話ならもっと
公開された場所でしたらどうだ、私の発言もテレビでのことだし、その気があるならテレビでの機会を
作ってやるから誰かしかるべき代表が出てきてすべき主張をしたらいい。断っておくがこの日本は
お前たちの国とはちがって言論に関してはあくまで開かれているのだからな」といってやったら
形勢不利と見てか、いずれ出直してくると言い置いて帰っていった。