09/01/01 03:00:10 A7p+qEFn0
気だるさと軽い頭痛を覚えて目が覚める。
「また午後・・・」
ケータイから目をそらし、天井を見つめる。
ここがあたしのお城。
大好きな渋谷の町にありながら、喧騒とは無縁。
地上150メートルの静寂の空間。
あたしが飯島愛でなくなる、安らぎの場所。
昨夜は芸能人時代の仲間たち数人と飲んだ。
もう若くはないと分かっているはずなのに、いささか飲みすぎたようだ。
「よっこいしょ、あ~なんかババくさ」
一人失笑する。
「寝覚めの一本がうまいんだw」
電動ブラインドのスイッチに手を伸ばし、タバコに火をつける。
「今日もスモッグかかってる」
住みなれた東京の町並みを覆う光化学スモッグ。
いつからだろう。
この灰色の大気に覆われた街並みを見下ろす事に何も感じなくなったのは。
ある日の愛タンを妄想してみたw