08/12/31 19:50:31 0RIvView0
マスコミの不勉強 - 法医学者の悩み事 - Yahoo!ブログ
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本来、法律上は、警察が事件性なしとして手放した遺体について、
都道府県知事あるいは監察医の責任で行政解剖できることになっている。
したがって、行政解剖となった時点で、警察は責任をとる必要もないし、
操作する必要もないはずである。
それなのに、現実には警察が、仕事を監察医に振ったふりをしつつ、
現実には何らかの捜査を続行するという、おかしな運営が続いている。
これを、準司法解剖的な行政解剖の運用と言う法医学者もいるが、
このような運用を続けると、何が司法解剖で、何が行政解剖なのか、
わけがわからなくなってしまい、誰が死因について責任をとるのか、
誰が予算を払うのかがあいまいになってしまう。
個々の事例をセンセーショナルに取り上げるのもいいが、
一度冷静になって、
なぜ大臣の自殺は行政解剖されず、
この事例は行政解剖なのかといったことも
しっかり報道側が考えてもらいたいものだ。