08/11/19 11:10:42 bVqe053d0
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>恋人は赤須太郎さん(30歳).IT関連企業に勤務しています.年上の彼の前ではしっかり者の千恵さんが甘えん坊になってしまいます.
彼は仕事を終えて毎日泊まり込みで看病してくれています.二人の出会いは2005年12月.太郎さんの会社が参加した展示会に千恵さんがコンパニオンとして来ていたのです.
太郎「はきはきとして目立った.いい子だなと思った」.
2006年1月,太郎さんは千恵さんをデートに誘いました.
太郎「付き合おうよ」
この誘いに千恵さんの答えは,
千恵「ちょっと待って」
なぜならその時千恵さんは,
胸のしこりの検査結果を待っているところだったのです.
結果は乳がん……
千恵「私は乳がん.あなたとは付き合えない」
目の前で泣く千恵さんを見て
自然に次の言葉が出ました.
太郎「一緒に頑張ろう」
>同時に始まった二つのこと.がんとの闘いと太郎さんとの交際.2006年1月長野旅行.2006年5月伊勢旅行.2006年8月福島旅行,北海道旅行.楽しい日々が続きました.
でも治療は進みませんでした.抗がん剤が効かず,しこりはどんどん大きくなりました.乳房の切除を迫られました.
2006年8月左乳房切除.
2006年10月千恵さんは24歳になりました.
>退院後,SEのための勉強を始めた千恵さん.努力の甲斐あって,2007年2月にSEとして採用されました.
しかし翌月の3月,また体に異変が生じました.咳が止まらないのです.就職したてで休めない千恵さん,
胸に鋭い痛みが走るに至って,ようやく会社近くの病院に行ったのでした.レントゲン像を見た医師が驚いて飛び出してきました.
「なんでこんなになるまでほっといたんですか!早く主治医のところに行って下さい!」
乳がんが胸膜に転移していたのです.2007年3月6日千恵さんは再入院しました.
千恵「またか.でも私なら大丈夫だろう」
ステージⅣの乳がん(他臓器に転移)の場合,患者の5割は3年以内に死亡します.千恵さんのがんもすさまじい勢いで進行しました.