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秋篠宮家からの報せを殿下から聞いた雅子妃の顔にはパッと笑みが広がった。
療養以来久々に、大輪の花が咲いたような表情を見せられた。
「まあ！いつ分かったの？予定日は？」
矢継ぎ早に質問される雅子妃の質問に忙しく答える殿下も、
実家のご家族にしか見せてこなかった明るい笑顔を浮かべる妻の様子を優しく見守った。
傍らで聞いていた愛子さまも
「まあ！叔母様に赤ちゃんが出来たの！眞子お姉さまや佳子お姉さまも喜んでいるでしょうね。
私にも年下のいとこが出来るのね、うれしいな。男の子かな、女の子かな。
どちらが生まれても私、きっと可愛がるわ。きっといい遊び相手になれてよ」
と、年下のいとこが誕生する日を今から想像して楽しんでいらっしゃるようだった。
とかさ…。