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【正論】ノンフィクション作家(フランクフルト在住) クライン孝子
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
■ベルリン壁崩壊から20年と拉致
≪中山補佐官ベルリンへ≫
横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから今年で31年になった。その日、11月15日、めぐみさんのご両親は
ブルーリボンを胸に、新潟市内で開かれた県民集会に出席し、一刻も早い拉致被害者の救出を訴えた。
この同じ日に、鹿児島県吹上浜海岸から拉致された市川修一さんの母、トミさんが亡くなった。91歳だった。
この30年間、一日千秋の思いで息子の帰りを待ちわび、ついに再会を果さないままの他界である。
相手がならず者のテロ国家であることを考えれば、交渉ごとも一筋縄ではいかないのは百も承知である。
だが、いまだ北に残る拉致被害者の救出が思うように進まない現状は、被害者の家族の中に高齢の方々も多いだけに、
人ごととは思えないいらだちを覚えさせるのである。
11月中旬の1週間、内閣総理大臣の拉致問題担当補佐官である中山恭子さんが、日本の拉致問題の解決を
訴えるためドイツ、イギリス両国を訪問した。関係者からの知らせを受けた私は、住まいのあるフランクフルトから
早速ベルリンへと飛んだ。