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【めざましカフェ】漫画家・さかもと未明 拉致解決が国家立て直す
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昭和53年に北朝鮮に拉致された市川修一さん=当時(23)=の母、トミさん(91)が今月15日に亡くなられた。
どれだけ心残りであったろう。先日、横田めぐみさんの拉致から31年の日に「忘れるな拉致県民集会」が新潟で行われた。
私はそのあと夫妻に合流。翌日、会津若松まで車中ご一緒したのだが、家族会の人々がさらに減ってしまう前に、
なんとか解決できないものか。
先日のコラム(10月22日付「拉致被害者を取り戻せ」)にも驚くほどの共感の反響と、反論をいただいた。私は夫妻に
忌憚(きたん)なくその内容を伝えている。反論は主に以下の3点だ。
第1は世界の紛争の中で、拉致問題は被害者が少なく、最優先事項ではないという意見。
第2は日本が戦前、朝鮮の人々に強いたことの方がひどかったというものだ。慰安婦問題などを引き合いに、
「だから日本人が拉致されても仕方がない」という意見も随分あった。
3点目は「なぜ横田夫妻は北朝鮮に出向いてめぐみさんの情報を聞き、孫のキム・ウンギョンさんに会おうとしないのか」、
である。
夫妻は「言われ続けたことなので」と前置きし、穏やかな表情で考えを話してくれた。
「今、なぜ北に行かないか。それは家族会との約束を守るからではなく、私たちが行って孫に会うことで、めぐみの死亡を
確定させられ、ウンギョンさんも事実と違うことを言わされ、将来不幸になる恐れがあるからです」「歴史に関しては、
私たちは見たわけでないので分かりませんが、昔苦しみを受けたから拉致をしていいというのは筋が通らず、個別に
解決すべきで相殺はできません」
全くだ。また、優先順位の問題だが、人権侵害に大きいも小さいもない。海外で邦人が1人でも誘拐されれば政府は
すぐ動く。拉致問題が常に奇妙さをはらむのは、さまざまな筋の通らぬ言い訳で常に封殺されてきたことなのだ。