08/12/20 21:44:43 YrJmSnVm0
>皆様へ(809です)
ありがとうございました。いろんなご意見をうかがえて参考になりました。
お二人が11月に入籍し,夫人が3月に出産なさったという報道が正しければ,
仮にDNA鑑定等で父子関係が疑われた場合,ダルビッシュ投手は,お子様が1歳に
なられた後でも,「親子関係不存在確認の訴え」を提起することができると思います。
お子様は,「婚姻の成立の日から200日を経過」する前に生まれているので,
いわゆる「推定されない嫡出子」にあたります(民法772条2項をご覧ください)。
「推定されない嫡出子」の父子関係については,親子関係不存在確認の訴えが
利用され,この訴訟の場合,(確認の利益が認められる限り)誰からでも提起でき,
お子様が1歳になられた後でもいつでも提起できることになります。
(お子様が1歳になられるまでに提起しないといけないのは,嫡出否認の訴えと
いうもので(民法774条以下をご覧ください),婚姻成立の日から200日を
経過する以前に生まれた子に関する父子関係には利用できません。)
ですから,ダルビッシュ投手としては,親子関係をはっきりさせることを
急ぐ必要は,(法的には)とりあえずないとは思います。仮に,親子関係の
不存在が法的に確認された場合,お子様の養育のために負担した費用は,
不当利得として返還請求できるという裁判例もあるようです。
もちろんお二人とも法的問題については,きちんと専門家に相談なさって
いると思うのです。夫人としては,お子様が1歳を過ぎた後でも,DNA
鑑定次第では親子関係の不存在が法的に確認されてしまうのをご存知の上で,
それでもこのように堂々と生活なさっていらっしゃるわけですから,おそらく
ダルビッシュ投手のお子様なのではないかなぁと思っている次第です。