08/11/16 22:27:32 Gixav3bN0
一方の読売新聞「ドキュメント新聞記者」では同じ場面を近所のタカエさんの談話としてこう書いている。
「そのうち警察の人が来てな、本当の事言わんわけにはいかんじゃろうということになって」
『あのな、おばさん、息子さんが大阪で強盗やってたてこもっとんや、おばさんが説得してくれんか』
と、刑事さんが話したんやが、何人も殺してるゆう事はよう言わなんだ。
「おばさんは大阪では金が要るやろうと箪笥の引き出しから郵便貯金の通帳を取り出そうとしよった」
「ピンとこんかったみたいやった。」中略
「そのうちおばさん、だんだん事の重大さが分かって来たんじゃろう、通帳を捜そうとするんやが、
「引き出しを開けては閉め、別の引き出しを開けたり、部屋の中をあっちこっち歩いて・・・。」
「見てられんかった。しばらくしておばさんはこう言ったんよ」
『私は学もないし、年寄りやけん、十分な事は言えんかもわからんがな』
タカエさんはこの時、涙を流しながら更にこう言った。
「私、気をつけて、としかよう言わなんだ」
思わずこの時、取材記者ももらい泣きをしてしまったと言う。