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肉不足を案じて鶏研究の道へ
しかし、その実像は「周囲との和を重んじる気配りの人」らしい。
学習院時代からの知人のこんな証言もある。
「眞子さまと佳子さまを思いやり、たばこを吸うときはベランダに出て『ほたる族』をして
おられるそうです。学習院幼稚園や初等科の運動会でも、他の父母の輪の中にふらっ
と入ってきて気軽に話しかけてこられます。むろん、これは次男坊という気楽なお立場
だからでしょうが」
別の知人によれば生活も質素で堅実だという。
「結婚してからしばらくは200平方㍍ほどの、一般の家と変わらぬ狭いお住まいでした
よ。秋篠宮さまというと世間の人は派手なイメージを連想されるでしょうが、物質面だけ
でなく考え方も緻密でしっかりしておられます」
研究のテーマも、小学生時代からすでに見据えていた。共著『欧州家禽図鑑』(平凡
社刊)には、学習院初等科の卒業文集に載った「将来の夢」という作文が紹介されてい
る。そこには、架空の鶏「バフロンズ」が出てくる。
「世界の肉不足は、最近の大きなニュースの一つです。安くて大量の肉を得るためには、
牛や豚ばかりに頼ってはいられません。狭い国土のわが国では、成長期間が長く、生ま
れる数の少ない牛などより、鶏肉をもっと利用する必要があります。そこで私は、太って
肉が多いといわれる中国産の『バフコーチン』とブロンズ種の七面鳥とから、新しい肉用
鳥の開発に取りくみました」
「研究五ヶ年、やっと新しい品種『バフロンズ』が誕生しました。体重二十キロ、体高六十
センチ、卵も年百個は生みます。体重はコーチンの四倍もあり、肉質も良く味もよいので
す。今では日本ばかりでなく、世界各国で飼われ、肉用種としてばかりでなく、おとなしく
、人になれ易い性質のため、子供たちにも人気があります。今日も、研究所の庭では、
子供たちがバフロンズと楽しく遊んでいます」
その夢はまだ実現に至っていないが、鶏研究の実績はかなりのものなのだそうだ。