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【追跡 '08関西】(3)事故米の食用転売 もとは年77万トンの輸入米 2008年12月20日
URLリンク(www.sankei-kansai.com)
大阪市北区の米粉加工会社「三笠フーズ」(破産)が残留農薬の混じった輸入米(事故
米)を食用に転売した事件が今年9月、発覚した。不正転売を見抜けなかった農林水産省
は、検査体制の見直しを急いでいるが、事件の背景となった外国産米の最低輸入枠・ミニ
マムアクセス(MA)のあり方を問題視する専門家もいる。今後も議論が続きそうだ。
11月7日午後2時。農水省内のパソコン上で始まったMA米の電子入札に応札した商
社は、わずか1社。通常なら10~20社が集まるが、「2社以上の参加」との要件も満
たせず、対象の3銘柄(計5万1000トン)はすべて不成立だった。
理由は、農水省が事件を受けて商社との契約内容を見直したため。輸入検疫でカビ毒や
基準値以上の農薬の混入が判明した場合、商社の費用負担で輸出国に返品するか廃棄する
ことにしたからだ。ほとんどの商社は保険への加入で対応したが、農水省の担当者は「急
な契約変更で、入札までに間に合わなかったのだろう」と推測する。その後の入札は堅調
で、11月からの2カ月間で37万トンのMA米が落札された。
(以下、続く)