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食用売却米、汚染判明後も放置 農水省、1500トン余 2008年11月14日3時1分
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事故米の不正転売問題で、農林水産省が06年6月、中国産のもち米が殺虫剤成分のメ
タミドホスで汚染されていたことを把握しながら、すでに食用として売却していた155
0トンについて、売却先や流通先に汚染の事実を知らせたり、回収したりせず、放置して
いたことがわかった。
13日の参院農水委員会で、平野達男議員(民主)の質問に、農水省が認めた。
農水省は03年度、中国産のもち米計約5千トンを輸入。03~05年度、このうち1
550トンを食用として加工業者の団体を中心に売却した。
食品衛生法が改正され、06年5月に残留農薬基準の規制が強化された。これに伴って、
政府保有米の残留農薬を検査したところ、残っていた中国産もち米から基準の5倍のメタ
ミドホスが検出された。このもち米は後に事故米として三笠フーズなどに売却され食用に
不正転売された。
農薬の規制強化前の売却のため、農水省が中国産もち米を販売したこと自体は違法性を
問われないとしても、法改正後に、もし食用として流通していれば、食品衛生法違反とな
る状況だった。
しかし、農水省はもち米を売った先にメタミドホスが検出されたことを告げず、在庫確
認や出荷停止を求めることも一切せずに放置していた。
放置した理由について、同省は「法的に何ら問題はない売却だった」と説明。売却先の
名称は、今後も公表しない方針としている。
(以下続く)