08/09/30 21:32:35 ZfSW/T2W0
・国民生活センターは30日、兵庫県の男児(当時1歳9カ月)がこんにゃく入りゼリーを
のどに詰まらせる事故が7月にあり、今月20日に死亡したと発表した。こんにゃくゼリーは
子どもや高齢者には窒息の危険があるとされ、95年以来の死者は17人となった。
規制する法的な枠組みがないとして抜本的対策がとられず、被害が広がっている。
センターによると、事故のあった製品は業界最大手「マンナンライフ」(群馬県富岡市)の
「蒟蒻(こん・にゃく)畑 マンゴー味」。凍らせたものを7月29日に祖母が与えたという。
こんにゃくゼリーでは95~96年に8件の死亡事故が相次いだ。センターの注意喚起や
業界団体の注意表示で97~05年は3件に減ったが、06~07年は4件と再び増加の
兆しを見せている。昨年3月には三重県伊勢市で男児(当時7)が学童保育所で
おやつに出されたゼリーで窒息死した。
センターは昨年7月にも業界団体や国に対して事故防止策の検討を要望。しかし、
食品衛生法を所管する厚生労働省は「食中毒対策など衛生面で危害の恐れがない」、
日本農林規格(JAS)法所管の農林水産省は「表示の問題ではない」などと主張。
いずれの省庁も現行の法体制では規制できないとして、「すき間事案」のままになっている。
こんにゃくゼリーは通常のゼリーより硬く、弾力性が強いため、のどに詰まらせやすい。
全国こんにゃく協同組合連合会や全日本菓子協会など業界3団体は昨年10月から
商品袋の表面に「お子様や高齢者の方はたべないでください」と書いた統一警告
マークを表示しているが、01年以降に事故が相次いだEU(欧州連合)や韓国では、
既に販売が禁止されている。
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