08/11/11 14:43:26 5xrGV4hQ0
昔々、ある兄弟がいました。
お兄ちゃんは、弟よりもちょびっとだけ物知りでした。
お兄ちゃんの方が年上なのだから、それは当然です。
でも、成長するに従って、弟の方が物知りになり、金銭的にも豊かになりました。
それは、弟の方がとても努力したからです。
兄は、そんな弟を頼って、金銭面やそのほか色々なことを助けてもらいました。
おかげで兄も、かなりいい思いをすることができました。
ところがある日、頼りにしていた弟がけんかに負けてしまい、心身ともに深い傷を負ってしまいました。
当てにしていた弟から何も貰えなくなり、しかも弟のけんかに巻き込まれてはいやなので、兄は俄かに弟のけんか相手の味方につき、自分も被害者だと言い始めました。
それはもう、大声で泣きわめき、弟がどんなに非道なやつかという話をでっちあげてまで、同情を買おうとしたのです。
そして、兄の思惑通り、弟はけんかに負けた上、さまざまな濡れ衣を着せられることになりました。
それどころか、弟の家族まで洗脳してしまい、家族の何人かが兄側についてしまったのです。
あっという間に、身内にまで裏切られた弟。
弟が少しでも自分を弁護しようものなら、兄の家族と弟の一部の家族が大騒ぎして封じ込めようとします。
弟はいつまでたっても、兄の恫喝から逃れることができません。