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秋篠宮殿下の視点 ※湯浅浩史(週刊朝日・増刊号 秋篠宮悠仁さまご誕生 9月30日号より抜粋②)
殿下が幼少の頃から生き物をお好きなのは、天皇陛下の影響をお受けになっているのに加え
故・近藤典生氏(東京農業大学名誉教授)との出会いが大きい。
つねづね殿下は「私にとって先生はたくさんいるが、師は近藤典生先生一人である」と言われるほど。
近藤博士の創設された東京農業大学育種研究所ならびにその発展した財団法人進化生物学研究所には
しばしば足を運び、珍しい動植物に接しては、研究者と情報や意見を交わしている。ほかにも
研究者との交流は幅広く、いくつかの学際的研究チームや研究会および学会を立ち上げ
活躍されている。
そのなかの一つに「生き物文化誌学会」がある。現代の生物学はDNAを中心とする分子生物学が
主流だが、血の通った生き物としての実態、特に人とのつながりをおろそかにしないためにと
研究者以外の一般の人にまで門戸を開いている学会である。忙しい公務の合間には、研究例会にも
頻繁に出席し、討議に参加して、学会の活性化に貢献されている。
※湯浅浩史(植物学者、東京農業大学教授。1940年生まれ。秋篠宮さまとは学問やヒョウタン文化を
通じて長い交際がある。)