08/08/31 14:25:39 1dRmN1p2O
山本昌:89年の話なんですけど。中村と僕が、東京ドームのベンチ裏に呼ばれまして。
まぁあのー、なんて言うんですかね。ちょっと顔を(星野監督に)『なでなで』してもらったという。
山本昌:(巨人の)井上っていう若い選手に、同点2ランを打たれたんですよ。先制点も井上のホームランなんですよ。
5回終わって、3-3なんですよ。別にそんなに悪くないでしょ?でも星野監督は『あんな名前も知らねぇヤツに、2本も打たれやがって!』と。
山本昌:『なんだ!あれは!』っていう話になって。まず中村がヘロヘロになってるわけですよ(苦笑)
山本昌:で、僕が入ってって。今度は僕の方に来るわけですよね。それで『なでなで』されてるうちに、僕と監督の顔が1センチぐらいまで近づいて。
僕も顔を出す方なんで、殴られる…あ、いや殴られるんじゃなくて『なでなで』される時には
山本昌:試合中ですよ、ベンチ裏で。僕はもう、唇がめくれ上がって。
山本昌:あのー。口から血が止まんなかったんですけど。
ただユニフォームはグレーなんでね、赤くはならないんですよ。あれが白だったら大変だったですよ。
山本昌:ピッチングコーチは、なんにも知らなくて。飛んできて、『お前、どうしたんだ!その唇は!』って。
『いやぁ、ちょっと…。』(ピッチングコーチが)『血が出てるじゃないか!代われ!』。
山本昌:『「代われ」ったって…。いや、監督は「行け!」って言ってます』。
(ピッチングコーチは)『いいから、代われ!バスに先に行っとけ!新聞記者に見られても大変だ。』って。
そういうことでバスに乗りましたね、はい。それで試合中、待ってました。あと4イニングス、ずっーと。
山本昌:中村は出てました、そのままちゃんと。マスク、被ってるから関係ないです、彼は。はい。
(この試合は全国中継されていたために顔がそのまま映る山本は降板させ、マスクで隠れる中村はそのまま守備に就かせたという。
相手チームの打者が打席に入る時、マスク越しに鼻血を出し、涙を流している中村を見て思わず同情してしまい、
声をかけることもしばしばであったという。)
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これ初めて知ったんだけど。顔を足蹴にしたからって、どうにかなるもんでもないよね