08/12/04 21:50:41 ZLkCrOv40
俺様は悪仕事の中休み(昼休みとも言う)に悪読書をしている。
今日も人気の少ない仕事場で黙々と悪字を追っているところ背後から
「●●さん!鳥が入ってきた!」という声がするではないか。
頭上を見上げると確かにスズメ程度の大きさの地味な鳥が一羽、猛烈な早さで
部屋の中を飛び回っている。
俺様の部署は2階で屋根が半端なく高い。竹箒を振り回そうとダイソンを
フルパワーで稼働させようと鳥を誘導する事は不可能である。
何処かにぶつかって怪我をしたり、閉じ込められたまま餓死や凍死されても
いかんので俺様と同僚は鳥を追い回したり、あらゆる窓を開け放したりして
悪戦苦闘していたが、昼休みの終わる丁度2分前…
ふと見れば外へ続く階段の一番上の段に、鳥の丸い頭が見えているではないか。
呆気にとられる我々を尻目に鳥は2~3段おきに階段を降り、やがて飛び去った。
おのれ窓からでも飛んで出りゃ鳥らしい可愛げもあろうものを、只の一度さえ
ピとも鳴かず堂々と階段から退場するとは見上げた根性してるじゃねぇか。
くくくくそぅ…俺様の貴重な悪休みを奪い去るとは、とんだ悪鳥だぜ…ククククゥン