08/08/09 00:26:20 q6eANmlI0
>>268
といって若者ファッションに身を包んだテレビ局のディレクターっぽ
い人を紹介されます。後から聞いたところによると、彼が、私の原稿
をとても気に入ってくれて、講談社の出版企画会議にかけてくれたと
いうことでした。でも、この時は、そんなことも知らず、生まれて初
めての《担当編集者》さんにドキドキしていました。
なんて美しい響きだろう。今すぐ誰かに電話をかけて「オレの担当
の編集者がさぁ」なんて、調子にのって自慢したくなってきました。
さて、この日のメインイベントはタイトル決定でした。出版が決ま
ってから、大阪にいる僕のかわりに、アップルシードの清水さんと高
橋さんとで作業を進めてくれていたのですが、タイトルだけが、なか
なか決まっていなかったのです。僕が、最初につけていた『おしなべ
てエキセントリックな人たち~なにわ花街経営日誌』というタイトル
は、わかりにくいという理由で当然のようにダメ出しされていました。
だけど、この原稿は、風俗店経営記ですが、エッチなシーンはまっ
たくありません。なんとかエログロい路線だけは避けたいもの。僕は、
自分で代替案を出させてほしいとお願いしていたので、このとき、以
下のようなタイトルを出しました。
「はめつ大好き全員集合」「ドツボな面々」「夜にドンマイ」「秘密
なお仕事」「よい子立ち入り禁止」「ノーノーガールとイケイケボー
イ」「報告とほほランド」「夜の大人の幼稚園」「場末に花を咲かせ
ましょう」「へなへな頂上決戦」「もっぱら破滅キャラ」「勝手に自
分探し」「お客さん、こーゆーとこ初めて?」「実録、出たとこ勝負」
「客は帰せど銭返すな」「濃いめの人々」「色街つれづれ始末記」
などなど。