08/08/08 18:14:23 3st8KF/K0
>>219
創業の経緯
1945年、講談社は激震に見舞われていた。
太平洋戦争が終わり、出版業界内部は、戦争協力者への責任追及の声が激しくあがっていた。
戦前から活発な活動をしていた講談社は、その最大の標的となったのである。
当時の経営陣は、最悪の事態に備え、別働隊を組織した。
それが光文社である。1945年11月のことであった。
しかし、責任追及の声は次第に弱まり、講談社はピンチを乗り切った。
そのため光文社は、いわば梯子を外された状態になってしまったのである。
光文社が出版界の第一線に躍り出ることが出来たのは、
その講談社から一足早く光文社に移っていた神吉晴夫の手によってである。