08/11/29 01:10:13 Ji/zGuze
>>716
フランスの学者はそう結論したが、異論もある。
脳内の血圧が下がると意識レベルが低下する。これは確か。
でも「意識喪失」って何だ、って話になる。
ここでポイントになるのは血圧の低下で「意識レベルが低下する」というところ。
五感が完全に消えて意識も完全になくなる睡眠は1日の睡眠の中で15分も無いという(ソースは大学の睡眠研究で、ここ1年くらいの朝日新聞に載ってたが…)。
人間の意識が完全になくなることはこれ以外ではあり得ない。
必ず五感を残そうと防衛本能が働く。
例えば真夏に寝苦しくて朦朧とした意識。これも意識に入る。
この状態は苦しい。思考もぼやけている上に体が全く動かない状態。
だから「自殺した人が苦しんだ形跡が無いからすぐ意識を失うに違いない」という論は無意味。
脳はPCのように役割が完全分担されているわけではなく、複合して非効率的に出来てる。
べとついた血の表面張力もかなりあるのではないか?
首を落としたところで脳内毛細血管の血までが一瞬で簡単に抜けるか?
脳が取り込んだ酸素を脳の全ての部位が瞬時に使い切るのか?
脳は一部でも生きていれば意識が残ることは、病気などで脳障害を持った人たちを見れば一目瞭然。
何が言いたいかというと、その実験台になった人は明確に瞬きをするようなハッキリした意識は残ってないが、
朦朧とした意識の中「瞬きをしなきゃ…」という意思だけが数十秒あった可能性も否定できないってこと。
例えば首吊りは(外部から見て)意識が飛ぶのに1分もかからないが、死ぬまでには5分~10分以上かかる。
だから一定時間以上吊るしておくことは死刑執行の手順でも定められている。
「外部から見て」が問題になる。
やはり朦朧とした意識があるのに体が全く動かせない可能性もある。
そもそも意識とは何か。人間の意識は1つではない。
人間としての意識を保つのは大脳で、生物としての意識を保つのが小脳だという説もある。
低級な動物ほど大脳が小さい(無い)わけでこれには納得できる。
寄生獣の後藤のようにいくつもの意識を大脳が統率している。これが自我意識。
要するに大脳だけが急に死んだら爬虫類の知能(人間からすれば朦朧とした本能意識)でしばらく生存する。
ちなみにアメリカでは拳銃自殺が多いが、頭を撃ち抜いてもこめかみを撃ちぬくため小脳はしばらく生き、運良く(?)出血が少なければ頭を撃ってから2時間以上(生物的な意味で)「生きている」ことも珍しくない。
だから向こうでは「犯人が拳銃で自分の頭を撃ち、病院に運ばれたが○時間後に死亡」なんて報道がよくある。
この間、自殺者の意識が完全にないと誰が証明できる?
銃で頭を撃たれても小脳等の原始脳が無事で出血が少なければ意外としぶとく生きることは知られていない(体はすぐに動かなくなるから死んだように見えることが殆どだが)。
というか当たり前だ、進化前はそれだけのショボイ脳で普通に生きていたんだから。