08/08/08 20:55:08 oBNeroKf
ヴァン・ドゥーセンの研究における最も重要な功績は、恐らく、患者たちの体験する「声」を2
種類に分類したことであろう。彼はそれを、<高位存在>と<低位存在>と呼んだ。
低位存在の声は、紛らわしく、また、酔っ払った浮浪者のようで、意味なくらかったり苦
しめたりすることを好む。卑猥な行動をそそのかしながら患者が下劣なことを考えると言
って叱責し、良心の弱点を見つけては絶えずそこを攻撃する。
低位存在は、一貫した意志を維持することが出来ないらしい。遠くの都市に居ると主張す
ることもしばしばあるが、患者の体験や知識以上の事実を語ることは出来ない。彼らは
患者の精神のもっとも低次レベルにとらわれているようだ、、、、。
<低位存在>は基本的に、苦痛を与える存在である。しかし、幻覚のおよそ5分の一は
<高位存在>によるものであると考えられる。彼等の関心は逆に、患者を援助すること
であるらしい