10/04/19 16:14:02 X+ljCEo/0
特段、円が買われる理由は無いが、かと言って他に買う通貨が無い。
そこで、例の不美人投票によって、消去法で円が残ってしまう。
ユーロが下げる理由。
*支援策は決めたものの、依然として不安の残るギリシャ問題。
*EUの欧州委員会がポルトガルに対して追加の財政削減策を迫ったが、ギリシャ以外の他の国々にソブリン・リスクの波及する恐れ
*アイスランドにおける火山噴火の影響による、EU全体の経済的損失の悪影響。
ドルが下げる理由。
*SECの大手投資銀行に対する訴追の決定により、金融株を始めとする米国株価の下落。
*リスク回避により、債券市場にお金が流れ、長期金利が下った。=(日米金利差が縮まった。)
*人民元問題が燻っている限り続く、ドル安・円高の思惑。
それと、やはり何と言っても市場が円・ショートであることが、ドル・円の頭を重くしている。
先週の火曜日時点のポジションであるが、シカゴ・IMMは3週間連続で円の売り持ちを増やし、相場は円高になっている。
彼らが、何時まで円・ショートで耐えられるか?
彼らがついにタオルを投げてギブ・アップをして、円の買い戻しに走れば、一段の円高になる可能性があろう。