09/11/13 21:13:08 ZrVbjB3n0
>>45
PERとは、Price Earn Ratio
の略です。株価・利益・比率ってことです。
たとえば、会社全体で見るならば、時価総額(=株価*株数)と純利益の関係、つまり時価総額/純利益であり
これを一株あたりで表わすために、株数で割ると・・・
時価総額/株数=株価であり、純利益/株数=一株あたりの利益、です。
つまりPER=時価総額/純利益=株価/一株利益
ということになります。
では15倍という数字の根拠はどういうことでしょうか?時価総額/純利益=15とはどういうことでしょうか?
年間1万円の利益を出すモノの値段が15万円だとしたら、このときPERが15倍になることは理解できるでしょうか?
15万円だして、年間1万円の利益がある、ということは利回りは6.67%となります。
株の場合、配当などで株主に還元する場合がありますが、それは一つの方法であり、基本的には上の簡単な例と同じです。
あなたが読んだ本がなぜこの6.67%の利回りを根拠としたか、ですがそれは作者に聞かねばなりませんが、一般的にどのPERが適正であるかは議論の余地があります。
なぜならば企業は成長性というものがあるからです。
ただ一般的には、10年国債の利回り+リスクプレミアム(株はリスクがあるのでプレミアム利回り)が、株で求められる利回りと言われています。
アメリカの場合、3~4%の利回り+リスクプレミアムが3~4%で、大体PER15倍=6.67%という数字をだしているのでしょう。
日本の場合は10年国債利回りが1.5%程度ですので、PERは20~22倍程度でも良い、ということになります。