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【○精】切込隊長@山本一郎112【気狂いピエロ】 - 暇つぶし2ch775:名無しさん@お金いっぱい。
09/10/20 04:10:29 E4eHlKWT0
ホワイトヒルズLLC

山本一郎(やまもと いちろう) イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役
1973年、東京生まれ。1996年、慶應義塾大学法学部政治学科卒。2000年、IT技術関連のコンサルティングや知的財産権管理、
コンテンツの企画・制作を行うイレギュラーズアンドパートナーズ株式会社を設立。
ベンチャービジネスの設立や技術系企業の財務・資金調達など技術動向と金融市場に精通。
2007年より、総予算100億円超のプロジェクトでの資金調達や法人向け増資対応を専門とするホワイトヒルズLLCを設立、
外資系ファンドの対日投資アドバイザーなどを兼務。
著書に『情報革命バブルの崩壊』『「俺様国家」中国の大経済』(以上、文春新書)、『けなす技術』
『投資情報のカラクリ』(以上、ソフトバンク クリエイティブ)など多数。

たとえば、この1部は、この一行だけに要約される。ほかは駄文。
情報の流通を支えるその活字が紙に印刷されず、ネット上で展開されるようになった。つまり、媒体が変わった。

URLリンク(voiceplus-php.jp)

 世界的なウェブへの広告移行が潮流となり始め、雑誌への広告出稿よりもかなり安価に広告宣伝が完結するウェブ専業の
広告サービスを行うポータルサイトが猛威を振るい始めると、メインの商流である紙媒体への広告出稿に対して
補助的にネットを利用するメニューで顧客を維持してきた出版社は、広告の販売面で大苦戦をし始める。
上述した欧州系出版社では、02年第3四半期にはグローバルで840億円の広告売上があったが、
05年第3四半期には490億円、08年第3四半期には278億円の売上にまで低迷してしまった。
07年には、一時的ながらグループ全社は最終赤字に転落したものと見られる。

 世界各地での発行媒体では、広告が埋まらないのでカタログは薄くなり、
薄くなったカタログは読者離れを起こすという悪循環にはまり、最終的にファッション誌そのものの刊行ペースを落として
中身を充実させるという方針も追いつかず、売上が減った雑誌や地域誌は廃刊に追い込まれた。

 出版を取り巻く環境は、実際に書籍や雑誌を提供する出版社の問題に限らない。これを支える流通、
書店といった商流全体の細り加減にも影響をしている。読者が雑誌を買わなくなったという世間一般の情報リテラシーの問題もあるが、
いわゆる「活字離れ」を現代社会が起こしているのかというとそれほどでもない。
むしろ、活字による情報摂取のバイト数は引き上げられているのではないか、という分析もある。

 というのは、ネットやケータイで摂取する情報はかなりの割合で活字そのものであり、
動画やイメージ情報の流通という点では全利用時間の1割にも満たないからである。将来的にネットでの動画が当たり前になり、
コストが下がってネットでの動画視聴依存が高まる可能性はあるが、動画サイトが流行した07年以降、
劇的に動画利用層が増えているかというと、せいぜい漸増ぐらいの状況で、いまなおネットユーザーが情報を摂取する際に
利用しているのは活字である。

 ただ、情報の流通を支えるその活字が紙に印刷されず、ネット上で展開されるようになった。つまり、媒体が変わった。
このとき、紙に活字を印刷し流通を通して販売し読者に届けてきた出版社や新聞社は、ネット上の活字の流通コストの安さと
真正面から競争することになり、紙媒体で文章を作っていた機能、すなわち高い給料の記者や輪転機といった設備産業的な部分は
収益性の観点から負担になる。ここに、ネットに広告宣伝を喰われている媒体の代名詞として、テレビ局、新聞社などの
メディアコングロマリットの経営が苦境に陥る根本的な事情がある。

 ウェブ時代のマーケティングはノウハウ的にも大きな変容が見られるが、純粋に投資環境から見ると、
従来のメディアがネットに適応できず、赤字を出し続けている理由も容易に想像できよう。


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