10/06/01 14:59:03 tBY/VJfy0
たとえば、不動産にも投機マネーは必ず流れる。
何百億円を持っていれば、東京の一つの地区の土地の価格を上げるのは、割と簡単なこと。
ドカンとお金を突っ込んで、地価を一気に上げ、みんなが来たところで売却して手仕舞い、という具合だ。
ネットバブルも同じだった。当時、インターネットの企業は少なかったから、そこに巨額の投資をする。
すると銘柄数も流動性も少ないため、株価は一気に上がる。
そこですべてを売却し、みんなが注目しだしたころには、すでに儲かっていて手仕舞いしていたのだ。
では、その儲かった金はどこにいっているかというと、金融機関に戻ってきて、
お先棒を担いだヘッジファンドのマネージャーや、銀行のトップが高級としてもらっているわけだ。
だから、彼らのボーナスが何十億ドルみたいな話になる。そういう構造なのだ。
そうした構造に文句を言ってもしょうがないが、自分たちがお金を使わないで貯め込む事によって
彼らを肥え太らせ、自分たちがより貧乏になってしまっていることを知っておくべきである。
だから、今一番損をするのは、少ないお金を必死で貯めているような人たち。
彼らがお金を使わないでいたら、いつまでたっても負け組のままなのだ。
みんなが節約をしたら、どんどん経済は縮んでき、ますます貧しくなっていく。
そうすると、さらに不安が大きくなるに違いない。
結局、悪循環は続き、負のスパイラルに入り込んでしまうのだ。
だからこそ、一票一票が大事な選挙と一緒で、1人ひとりのお金の使い方が大事なのだ。